春の新生活に向け、持ち物をアップデートしたい。この時季は多くのビジネスパーソンがそう考えるはずだ。
そんななかで周囲と差別化を図りたいなら、“ジャパンメイドの革カバン”をおすすめしたい。日本の職人たちが作る高級レザーバッグは、普段の装いを一段も二段も格上げしてくれる。今回は「PELLE MORBIDA(ペッレ モルビダ)」の注目バッグにフォーカスしよう。
優雅な船旅に持って行きたくなるような、上品さと良質さ
2012年にスタートし、現在13年目を迎える国内バッグブランド「ペッレ モルビダ」。コンセプトは「優雅な船旅に持って行きたくなるような、上品で良質なバッグ」だ。
もともとはビジネスバッグを中心としたものづくりを行っていたが、現在はカジュアルなボストンバッグやトートバッグ、財布などの小物類も多数ラインナップ。姫路を中心とした国産レザー、国内生産にこだわり、最近では他ブランドなどとのコラボレーションも精力的に実施している。ちなみに、「ペッレ モルビダ」はイタリア語で「柔らかい肌」の意。
ビジネスバッグ
まずはビジネスバッグから見てみよう。
CA201-ブリーフバッグ
シンプルな曲線が美しい、ブランドを代表するブリーフバッグ。“波”のような模様を落とし込んだオリジナルの型押しレザー(牛革)が堅牢で優美な雰囲気を醸し出す。
「スーツケースの持ち手に取り付けられるスリーブを備えるなど、機能性にも配慮して作っています。表面は波型の型押しデザインで傷つきにくく、防水ではありませんが、雨や汚れにも比較的強いアイテムとなっています。
内側のほうは、生地に高級感のあるマイクロスウェードを採用し、ジップポケットや小物入れ、ペン差しなども一通りついています。ボトムには底鋲を付けていて自立できるのもポイント。ハンドル部分が折り畳めるので、電車などでも邪魔になりません」(玉井氏)
MB068A-ボストンバッグ
ワンランク上の気品とエレガンスが漂う、クラシックタイプのボストンバッグ。革を仕上げる際に、表面に“シボ”を作った「シュリンクレザー」が実に繊細で美しい。
「もともとはふた周りくらい大きいサイズのものを展開していたのですが、『もっと小さいサイズがほしい』というお客さまの声にお応えし、少し小さめにアップデートしました。普段使いしやすい大きさで、ビジネスシーンはもちろん、ちょっとした出張や旅行でも重宝します。
両サイドにあしらった錠前がアクセントで、普通のビジネスバッグに飽きた方、他の人と被らないバッグをお探しの方などにもおすすめですね。マチも広くとっており、荷物も十分に入ります。内側は汚れにくいマイクロスウェード仕様で、こちらもジップポケットや小物入れなども備えています」(玉井氏)