大東建託は、「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2024<首都圏版>」の結果を2月19日に発表した。調査は2024年2月21日〜3月14日の期間、首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)居住の20歳以上の男女5万3,544名を対象に行われた。
はじめに、「借りて住んだ街(駅)の住みここち」トップは、東京都港区に位置する「表参道」で、昨年2位から順位を上げた。2位は東京都世田谷区に位置する「松原」。3位は2年連続で、「築地・新富町A」(近接駅の築地・東銀座・築地市場・新富町を統合)が続いた。トップ3は、「住みここち<首都圏版>」でトップ5に入っている駅という結果に。
「借りて住んだ街(自治体)の住みここち」トップは、3年連続で「東京都中央区」だった。東京都中央区は「住みここち<首都圏版>」でもトップの街。次いで2位は「東京都武蔵野市」で、昨年3位から一つ順位を上げた。3位は「東京都文京区」が続き、東京都の自治体がトップ5を占める結果になった。
「買って住んだ街(駅)の住みここち」トップは、4年連続で神奈川県横浜市西区に位置する「みなとみらい」がランクイン。唯一偏差値80台の極めて高い評価を得ており、「住みここち<首都圏版>」でも1位だった。2位は神奈川県横浜市中区に位置する「元町・中華街」で、昨年4位から順位を上げた。トップ2は、みなとみらい線沿線の駅。また、3位は、東京都港区に位置する「白金台」が選ばれた。
「買って住んだ街(自治体)の住みここち」は、4年連続で1位に「東京都中央区」、2位に「東京都文京区」がランクインした。3位は2年連続で「東京都港区」だった。トップ3の自治体は、「住みここち<首都圏版>」でも同じくトップ3となる高い評価を得ている。また、トップ10には、東京都の自治体に加え、千葉県・埼玉県・神奈川県の自治体もランクインした。
「借りて住んだ街」は都心の街、「買って住んだ街」は郊外の街を重視し、回答属性による評価の違いも明らかになった。「借りて住んだ街」では、中央区や文京区、港区といった繁華街のある都心の街が上位にランクインしている一方で、「買って住んだ街」では、都心の街の人気が続くなか、千葉県浦安市や東京都国立市、さいたま市浦和区など、郊外の街も評価されている。これは、回答者の婚姻歴や子どもの有無についての属性の割合が賃貸と持家居住者で異なっており、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価している傾向があることがわかった。