自宅で過ごす時間を大切にする人が増えた今、食事は外せないシーンのひとつ。家族との食卓も少し趣向を変えると、いつもとは違った楽しい時間になる。たとえば、家族で大きな鍋を囲むだけでも会話が弾むはず。
ちょっと素敵な食事を演出してくれるアイテムとして注目してみたいのは、バルミューダの「BALMUDA The Plate Pro」（以下、The Plate Pro）。いわゆるホットプレートなのだが、一般的なホットプレートとは見た目からして違う。
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食卓にワクワク感を演出してくれる「BALMUDA The Plate Pro」
本体中央に鎮座した極厚のプレートは、一般的なホットプレートの倍以上ある6.6mmの厚み。この贅沢な仕様により、まるでホテルの高級鉄板焼きのようなインパクトのある外観に。見た目だけではなく、この厚いプレートは蓄熱性に優れ、食材に美しい焼き目をもたらし美味しさを引き出してくれる。
そんなThe Plate Proで試してみたいのは、シンプルなステーキと、ライブ感たっぷりのチーズバーガーだ。これらはThe Plate Proの定番ともいえる料理で、調理も簡単。今回、バルミューダのシェフ、岡嶋伸忠氏にThe Plate Proのポテンシャルを引き出すステーキとチーズバーガーの調理ポイントについて紹介してもらった。
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有名ホテルのシェフを務めたあと、現在はバルミューダ初のシェフとして活躍する岡嶋伸忠氏。調理家電の開発やレシピ開発に携わっている
調理と素材で魅せるシンプルで上質なステーキ
ホットプレートといえば四方からみんなで食材を乗せて焼いて食べる光景が浮かぶが、The Plate Proは誰かが調理をして目の前のみんなにふるまう使い方が似合う製品だ。The Plate Proを使うと調理自体が「絵」になるため、作り手はプロのシェフになったようなワクワク感を味わえるはず。食べる家族も目の前で次々と焼かれる食材のビジュアルや香りで、調理中も期待感が高まるに違いない。
The Plate Proで家族にふるまう料理、まずはステーキだ。ステーキは意外と火入れが難しいのだが、The Plate Proなら肉の厚みにあわせた調理時間さえ気を付けていれば誰でも美味しく焼ける。
材料はシンプルに牛肉と牛脂、野菜、塩、胡椒のみ。今回、牛肉は約2cm厚の牛モモ内側（シンシン）を用意した。岡嶋氏がおすすめするのは、ステーキの厚みはまず2cmから始めること。肉が薄いと少しの焼き時間のズレで火が通り過ぎてしまうし、厚すぎると中心までほどよく熱を入れることが難しくなる。
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ステーキに用意した材料。付け合わせの野菜はなんでもよいが、火が通りにくいものやアクが強いものはあらかじめ下茹でしておくことがポイント。今回は季節を先取りした菜の花
せっかくなので、メインの肉は少し背伸びして普段よりも上質な食材を用意したい。肉の部位や厚みを選んだり、食材の下ごしらえや調理のワンステップなどを家族と一緒に作業したりするのも楽しいだろう。
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肉に塩・胡椒をする様子も絵になる。食材を並べながら作業すると、ますます本格的な高級鉄板焼きのようで、料理に対する期待感が高まる
作り方はとにかくシンプル。The Plate Proを200℃に予熱する間に牛肉の両面に塩・胡椒をし、プレートが温まったら牛脂をプレートに薄く塗る。
大切なのは焼き方だ。牛肉を乗せたら、表面を1分、裏面を1分焼き、最後に側面もプレートに押しつけるようにして全体に焼き色を付ける。その後はバットなどで3～5分、焼いた肉を休ませる。
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表を1分焼いてひっくり返したところ。肉の表面に見える美しい焼き目は蓄熱性の高いThe Plate Proならでは。肉を焼いているときの油煙が少ないのも、自宅で使うときにありがたいところ
肉を休ませている間に、野菜を調理すると効率的。ただしその前に、肉を焼いたことでプレートに付いた焦げなどの汚れをヘラで落としておこう。The Plate Proのプレートはコーティングのない金属板のため、一般的なホットプレートでは絶対にできない「金属ヘラで汚れをこすり落とす」「たわしでゴシゴシ洗う」といった鉄板焼き店のような作業ができるのだ。
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野菜は下茹でしてあるので、塩・胡椒をしたら「焼き色を付ける」程度の調理でよい。水っぽくなりがちな野菜も、香ばしくジューシーに焼きあがる
肉を充分に休ませたら、もう一度プレートに乗せて「表面45秒・裏面45秒・表面30秒・裏面30秒」と焼いて完成。一面の焼き時間を短く抑えることで、肉に香ばしい焼き色を付けつつ、肉の中心に火が通り過ぎないようにコントロールできる。
完成したステーキは、せっかくなのでプレート上でカットして目の前で取り分けたい。今回は一人前をお皿に取り分けたが、一切れずつ家族でシェアして、フィレやサーロインなど複数の部位を一口ずつ味わうといった楽しみ方もおすすめだ。
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プレート上で包丁が使えるのもThe Plate Proならでは。美味しそうな断面が見えるカットの瞬間は食卓がわくこと間違いなし！ きれいな見た目と香りが食欲をそそり、口に運ぶと香ばしさと肉のうまみが広がる。適度な弾力でしっかり食べ応えもある。文句なしに美味しいステーキだった
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盛り付けと食器にもこだわってみたい
ライブ感抜群、肉の素材感も楽しめるハンバーガー
ファストフード的なイメージのあるハンバーガーだが、The Plate Proで調理すれば大人もうなるイベント料理に。味はもちろん、調理そのものをエンターテインメントのように魅せられる。
今回、The Plate Proで作る「チーズハンバーガー」の注目はバンズに挟むパティ。肉にタマネギもパン粉などのつなぎも一切使わず、塩・胡椒しただけというシンプルなパティは、まさに「肉感満載」の本格派だ。
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チーズバーガーの食材は、あらかじめバターを塗ったバーガー用バンズに牛ひき肉、チーズ、5mm厚に輪切りしたトマト、バーガー用ソース（マヨネーズとケチャップを混ぜたものでも可）。ひき肉は一人分100g前後で、あらかじめ少量の塩を混ぜて粘りがでるまで練っておく
まずは、200℃に温まったプレートでバンズをベイク。バターを塗った面にこんがりとした焼き色が付いたら別皿に移しておく。
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バンズはバターを塗った面に焼き色を付ける
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こんがりとしたムラのない焼き色はThe Plate Proの得意技。余談だが、The Plate Proのユーザーからは「ホットケーキが上手に、キレイに焼ける」という声も多いそうだ
次に、直径5cm前後の団子状にしたミンチ肉をプレートに乗せたら、ヘラでギュッと押しつけてパティの形にする。7mm前後の厚みにすると肉の端にカリッとした香ばしさが出て美味しくなる。ここはThe Plate Proで作るチーズハンバーガーで一番の見せどころ。注目されながら作業してほしい。
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プレートの上でミンチを上からギュッとして成形
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塩・胡椒を振ったら焼き色を確認して裏返す
肉の上にチーズを乗せ、フタをかぶせて約1分間、チーズが溶けるまで放置。チーズがトロリと溶けたらパティはできあがり。あとは皿の上でバンズ・トマト・パティ・ソース・バンズと乗せていけば、チーズバーガーが完成する。
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チーズを乗せたパティをステンレスのフタで覆って蒸し焼きに。The Plate Proはフタを使えば蒸し料理もお手の物だ。フタを開けたときの蒸気とチーズの香りがみんなの食欲を刺激する！
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できあがった素材を組み合わせてチーズバーガーの完成。肉感たっぷりのパティはもちろん、チーズ、バンズ、トマト、ソースが一体となってとても美味しい。ゆっくり味わいながら食べたいチーズバーガーだ
今回、実際に目の前でThe Plate Proを使ってステーキとチーズバーガーを作っていただいたが、調理風景がなんともかっこいい。プレート上でステーキをカット、ハンバーガーのパティを仕上げていく様子、プレートの汚れをヘラでこそぎ落とす――といったちょっとした動作まで、非日常感があってワクワクする。The Plate Proと厳選の食材だけでも食卓が盛り上がりそうだが、さらにカトラリーやテーブルウェアにもこだわれば、より特別なイベント感で華やかになりそうだ。
