不動産テクノロジーを活用した投資用不動産の提案・運用サービスを展開するアセットテクノロジーは、賃貸管理会社の対応品質に関する実態調査の結果を2024年12月25日に発表した。調査は2024年11月20日~21日の期間、賃貸マンションのオーナー(経験年数3年以上)で、物件の管理を管理会社に委託している方521名を対象に行われた。
はじめに、現在の管理会社の対応全般について不満を感じる部分があるか尋ねたところ、「非常に不満がある」が23.7%、「やや不満がある」が37.4%という結果になった。
「非常に不満がある」「やや不満がある」と回答した人に、不満を感じる理由を聞くと、「メールの返信が遅い」が44.7%で最多に。次いで、「電話での連絡が取りにくい」(40.9%)、「入居者がなかなか付かない(客付が弱い)」(40.6%)が続いた。
「わからない/答えられない」と回答した0.9%に、管理会社への不満を質問すると、具体的に「共用部の清掃の頻度が少ない」や「効率が悪くサポート体制も充実していない」といった声が寄せられた。
また、管理会社からメール返信が届くまでの平均的な時間を質問したところ、「翌営業日まで」が30.1%、「2~3営業日」が29.6%という結果に。
現在の管理会社からの「空室時の物件」に関する報告の頻度については、「2週間に1回程度」が17.0%、「週に1回程度」が16.7%、「不定期」が15.4%だった。
一方、管理会社からの「空室時の物件」に関する報告の"理想"について、40.6%が「週1回以上が理想」と回答。「週に1回程度」が29.5%、「2週間に1回程度」が18.4%、「不定期でよい」が14.0%だった。
管理会社に期待する対応や取り組みを聞くと、「定期的な物件巡回の実施」(47.6%)が最多だった。次いで、「入居者との良好な関係構築」(45.1%)、「空室対策の積極的な提案」(40.7%)が続いた。
「わからない/答えられない」と回答した2.1%に管理会社に期待する対応や取り組みを尋ねると、「成功事例や他のオーナーの声」や「物価上昇に合わせた家賃の適切な改定」などの声が寄せられた。
管理会社を選ぶ際に、重視する項目については、53.0% が「トラブル対応の迅速さ」と回答。次いで、「レスポンスの速さ」(47.4%)、「管理手数料の金額」(46.4%)が続いた。