1つでさまざまなネットワークセキュリティ対策を行うことができるUTM。日々進化するネットワークの脅威にそなえて、導入を検討している企業の方も多いでしょう。導入するにあたって、まず確認しておきたいことと言えば価格ではないでしょうか。導入したいと思っても、自社の予算と合わなければ導入することができません。

そこで今回は、UTMの価格相場と選び方のポイントもあわせてご紹介します。

UTMの価格相場は?

導入時のUTMの価格相場は、数十万円から数百万円です。

UTMの価格は条件によって異なり、導入する規模、処理能力や機能などの性能による違いもあるため、相場を明示できません。

ハードウェアの導入には設置場所が必要なため、確保するためにオフィス内のレイアウトを変更したりする場合には、そういった費用も必要になります。しかし、クラウド型であれば機器は不要なため、オフィス内のレイアウト変更は無用です。

また、購入費用とともに、ライセンス費用とサポート契約も必要になるので、翌年以降の経費も考えた導入の検討が必要になります。

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そもそもUTMとは?

「UTM」とは、ネットワークセキュリティ対策の製品及びサービスの名称です。

「Unified Threat Management(統合脅威管理)」という名前の通り、さまざまな機能が集約されていて、ネットワークに接続された全ての機器に対して効力を発揮します。

セキュリティ対策がこれ1つで済み、コストとアップデートの手間も削減できるため、効率の良い運用が可能です。

導入も簡単で、運用管理のための専門知識も不要となっています。

UTMが必要な理由
ネットワークセキュリティ対策に関する複数の機能を持つUTMは、企業に大きな役割を果たしてくれます。

例えば、ネットワークへの攻撃に対応するファイアウォールや、不正アクセスに効果のあるIPS(不正侵入防御システム)・IDS(不正侵入検知システム)への対策が可能です。

ウィルス感染を防止するためのアンチウィルスや、迷惑メール対策のアンチスパムなどの機能もあり、内部から有害サイトへのアクセスをブロックすることも可能です。

UTMの価格の目安3つ

UTMの価格の目安は、接続するPC台数を参考に算出できます。接続するPC台数が多ければ高い処理能力が必要になるため、それに見合った機能のUTMを選ぶ必要があります。

また、ネットワークの端末が少ない場合は、必要以上に高性能のものを設置するとコストがかさみます。

他にも、複数の拠点がある場合や社内でWi-Fiの利用が可能かどうかで価格が変わりますので、運用する環境を把握しましょう。

価格の目安1:PC台数50台以上の大規模オフィス
PC台数が50台以上の大規模オフィスに適したUTMの価格の目安は50万円~70万円です。

セキュリティ内容はほぼ同じですが、ファイアウォールやIPSのスループットに違いがあります。同じレベルの製品と比較し、自社が求める対策に特化しているものを選択する際の参考にしましょう。

販売店によってはライセンス料金やサポート契約料込みの金額を提示されることもあり、その場合の見積りは相場よりも高額になります。

価格の目安2:PC台数30台以上50台未満の中規模オフィス
PC台数が30台以上50台未満の中規模オフィスに適したUTMの価格の目安は、30万円~50万円です。

スループットの数値が大きいとそれだけ処理能力も高くなるので、同じ価格帯でもコスパが良いと判断します。

独自の技術を有する企業はスループットを参考にしてください。複数拠点でのVPN利用や遠隔保守などもポイントです。

また、導入年度と次年度更新ライセンス価格は異なるため、導入価格だけで選択しないように注意しましょう。

価格の目安3:PC台数30台未満の小規模オフィス
ネットワークに接続するPC台数が30台未満の小規模オフィスに適したUTMの価格の目安は、20万円~25万円です。

小規模オフィスでUTMを導入する際は、性能も大事ですが保守サポート体制にも重点を置きましょう。

遠隔保守を利用すれば、毎月のレポートを参考にフィルタリング機能や社内の怪しいPCの特定と設定変更に対応できます。

担当者が不在でも利用できるオプション機能で、セキュリティ強化を図る方法も有効です。

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おすすめのUTM製品8選

UTMを選ぶ際は、オフィスの規模よりも性能に余裕のあるものを選びます。

接続するPC台数が目安ですが、上限数に近い場合は処理に時間がかかり、遅延が発生する可能性もあります。

また、PC台数が少ない場合でも通信量が多いこともあるので、通信量の把握も行っておけば、処理能力の適切な見極めに有効です。

ファイアウォールやIPS・IDS、アンチウィルスやアンチスパムなど、対応できる機能に違いはほとんどありません。

UTM製品1:Fortinet
FortinetのFortiGateシリーズは、小規模オフィスから大規模オフィスまで幅広い製品を揃えています。

ネットワークに接続された有線と無線の両方を管理でき、出先から社員がアクセスする際も安全です。企業の成長に合わせて簡単に拡張できます。

小規模向けのFortiGate60Eは8.5万円、中規模向けのFortiGate100Eは25万円です。本体価格に初年度基本保守料金が加算された価格です。

UTM製品2:Sophos
サイバーセキュリティ対策企業であるSophosが提供するUTMは、次世代型ファイアウォールXG Firewallと高機能のSG UTM シリーズです。

XG Firewallはハイレベルの保護機能でクラウドを安全に利用できるので、テレワークや公衆Wi-Fi利用時に役立ちます。SG UTM はディープラーニングが組み込まれているので長期間使用でが可能となっています。

価格は相談ですが、公式サイトから無償版をダウンロードすることもできます。

UTM製品3:スマートUTM
スマートUTMは、Wiz Cloudが提供する個人事業主や小規模法人向けのUTMです。VPNルーター機能もあり、拠点間VPNとして利用可能です。

アプリ制限機能はグループやユーザーに権限付与されるため、利用するアプリや訪問するサイトの制限も柔軟に設定できます。また、サポートが終了したOSを利用するPCもまとめて保護の対象です。

価格は一括販売プランが18万円、レンタルプランライトは60回月額5千円です。

UTM製品4:Check Point
イスラエルの企業が提供するCheck Point は10台~300台向けのセキュリティ対策ができるUTMを揃えています。

金融機関に導入可能なハイレベルなセキュリティ対策が実行できます。遠隔サポート対応なので管理者も不要です。

価格には5年間のライセンス契約も含まれ、小規模向けの910 Security Gatewayは11万円、大規模向け1590 Wi-Fi modelは95万円程度となっています。

UTM製品5:Neusoft
Neusoft は中国の企業ですが、NISGシリーズは日本向けに開発された製品です。

NISG 3000シリーズは接続するPCが15台~100台なので、中小企業やSOHOに適したサイズとなっています。ファイアウォールの動作速度が速いので、快適に利用できます。

また、導入の際に設定ウィザードがあるので、簡単にセキュリティ設定までできるようになっています。

価格は29万円で、レンタルは月額7千円です。

UTM製品6:Saxa
Saxa のUTMSS5000Ⅱは、同社のゲートウェイGE1000と連携させることで個人のスマホからの情報漏洩も防止できます。

UTM単独で総合セキュリティ対策が可能です。不正プログラムが仕込まれたPCへの攻撃通信を遮断し、管理者へ知らせます。ゲートウェイとの連携は、ネットワーク内でのウィルス拡散を防ぐ機能もあります。

15台までのPC対応は32万円、60台までの無線LAN対応は48万円という価格です。

UTM製品7:WatchGuard
WatchGuardは独自OSを搭載したFireboxに、必要な機能をライセンス契約して使用します。

ライセンス契約には、基本パッケージとAIを活用した高機能のパッケージもあります。小さな店舗から世界中に拠点のある大企業までカバーできる豊富なラインナップです。

小規模向けFireboxT15に 基本パッケージセットは15万円、中規模向けFireboxT35 に高機能パッケージは約25万円です。

UTM製品8:Untangle
Untangle のUTMには、情報を抜き取る動きを察知してブロックする、フィッシュブロッカー機能があります。バランサーやキャッシュ保存でパフォーマンス低下を抑制します。

ライセンス数に応じて価格が決定し、プリンタやルーターも端末機器になります。12ライセンスは18万円、25ライセンスは25万円、50ライセンスが48万円です。

ライセンス数に合わせたハードにソフトウェアをインストールした状態で届きます。

UTMの選び方のポイント4つ

UTMを導入するにも、どうやって選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、UTMの選び方のポイントをご紹介します。

選び方ポイント1:使いやすいか
1つめのポイントは、設定と管理が担当者にとって使いやすいかどうかという点です。

UTMは管理画面で一元管理ができます。自社で使いたい設定が簡単にできるか、複数の管理者が利用できるかをチェックしましょう。

仮想環境や無線Wi-Fiを導入している企業は、対応できるUTMの中から選択します。拡張性の有無も使いやすさとして考慮しましょう。

選び方ポイント2:十分なセキュリティ性能があるか
導入しようと考えているUTMが、自社の求めるレベルのセキュリティ性能を十分に満たしているかも大事なポイントです。

セキュリティが不十分な場合は、外部からの攻撃を防御できず、情報流出のリスクがあります。中小企業にとっては死活問題に関わる大きなリスクです。古いタイプは性能が劣ることもあるので、在庫処分品などで安くなっていても、冷静に判断するようにしましょう。

障害が発生した時の復旧対応もセキュリティ性能に関わってくるので、確認が必要です。

選び方ポイント3:必要な機能が搭載されているか
自社にとって、必要な機能が全部搭載されているUTMを選びましょう。

UTMは、どこの製品でもオールマイティなセキュリティ対策ができます。しかし、メーカーによって得意不得意があるので、自社に必要な機能に十分な性能が搭載されているものを選択します。

必要以上にハイスペックなものは遅延の原因になりますが、導入後に不足を補うことはできません。オールインワンのUTMを見極めるため、複数の見積りを依頼しましょう。

選び方ポイント4:規模と予算にあったものか
接続するPC台数や通信量の規模で、予算に合ったUTMを選択しましょう。

UTMによってユーザー数のカウント方法が異なることもあります。PC台数だけでなく、接続する機器やスマホの台数の考慮が必要です。

少し余裕のある数を設定すると、快適なパフォーマンスを得られるでしょう。

価格は、初期費用とライセンス更新費用を確認します。サポート体制と料金が取扱店によって異なるので、価格と内容を合わせて確認しましょう。

UTMの価格相場を知って自社に合うものを選ぼう

企業にとってセキュリティ対策は必須なので、価格相場を知って自社に合うUTMを導入することが大切です。

セキュリティ対策を十分に行わないと、外部からの攻撃や情報漏洩のリスクを防ぐことができません。自社の規模に見合った機能とレベルのセキュリティ性能を持ったUTMの導入を検討してみてはいかがでしょうか。各製品についてのより詳細な情報を知りたい方は、ぜひこちらから資料請求をしてみてください。

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[PR]提供:マイナビニュース