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話題の映画を大迫力のスクリーンで観たいけれど、周りの動きや音が気になって集中できず、動画配信サービス派になってしまった筆者。昨年オープンした東急歌舞伎町タワー内にある映画館では、プライベート感のあるシートで特別な体験ができるのだそう。気にしいな私でも没入できるのか「109シネマズプレミアム新宿」に行ってみました。

( Life )

映画館の概念が変わる 「109シネマズプレミアム新宿」でラグジュアリーな映画鑑賞を体験

SEP. 28, 2024 11:00 Updated DEC. 23, 2024 17:16
Text : 吉川夏澄
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話題の映画を大迫力のスクリーンで観たいけれど、周りの動きや音が気になって集中できず、動画配信サービス派になってしまった筆者。

昨年オープンした東急歌舞伎町タワー内にある映画館では、プライベート感のあるシートで特別な体験ができるのだそう。気にしいな私でも没入できるのか「109シネマズプレミアム新宿」に行ってみました。

上映前にととのう 上質なひとときを過ごせるラウンジ

2023年に新宿・歌舞伎町に誕生した東急歌舞伎町タワー。低層階には飲食店、高層階にはホテルがある中、9~10階にあるのが「109シネマズプレミアム新宿」です。

  • ホテルのレセプションのようなメインエントランス

筆者が今回鑑賞する映画は10階で上映されるため、10階のエントランスに向かってみると、従来の映画館からは想像ができないほどの静けさ。シックな高級ホテルのレセプションにいるかのような空間には、お香のようないい香りが漂っていました。

チケットは、当日に自動券売機で購入することもできますが、公式サイトで事前に購入しておくとスムーズ。全席プレミアムシートですが、「CLASS S」(6,500円)と「CLASS A」(4,500円)の2種類があり、シートの違いのほか「CLASS S」を選ぶと鑑賞後にプレミアムラウンジを使用できます。

  • チケットのQRコードをかざすゲート

ゲートにQRコードをかざせばラウンジにつながる通路へ。真っ暗な通路を越えると、温かみのある灯りに照らされた広々とした空間に辿り着きました。

  • 高級ホテルを彷彿とさせる優雅なラウンジ

モダンなラウンジ内にはゆったりとくつろげるソファやアート作品が飾られていて、あまりの優雅な雰囲気に「本当に歌舞伎町にいるのか?」と疑ってしまうほどです。

  • ラウンジの一部には映画のワンシーンを感じさせる家具も

視覚だけでなく、館内のBGMにもこだわりが。音楽家の故 坂本龍一氏が作曲したオリジナルの楽曲が賑やかな歓楽街にいることを忘れさせ、心に安らぎを与えてくれます。ラウンジの使用は、上映時間の1時間前から。映画鑑賞の前に耳をリセットするとよりストーリーに没頭できそうです。

  • ラウンジ内の「WELCOME CONCESSION」

ドリンクのオーダーは、ラウンジ内にある「WELCOME CONCESSION」へ。ポップコーンとソフトドリンクはチケットに含まれているので、本番開始までの間、好きなだけ楽しめるのも魅力のひとつです。

  • ポップコーンはソルトとキャラメルのハーフ&ハーフMサイズをチョイス

プラスアルファでお酒とフードを楽しみたい時は、隣接する「THE BAR」へ。ジャパニーズウイスキーからオリジナルカクテルまで映画館とは思えない豊富なラインナップのお酒と、素材にこだわったフードやデザートなどが揃います。ラウンジに到着したら、鑑賞前に軽食を済ませるのも良さそう。

  • 「WELCOME CONCESSION」に隣接する「THE BAR」

全席プレミアムシートの洗練されたシアター

ラウンジでゆったりとした時間を過ごしていると、穏やかなチャイム音が流れてきました。このチャイム音は、ラウンジの落ち着いた空気感になじむよう故 坂本龍一氏が手がけたもので、優しい音色で入場時間を知らせてくれます。

今回、筆者が鑑賞するのは8つのうちのシアター7。シアター内に入ってみると無音状態で、自分から発する音が鮮明に聞こえる不思議な感覚になります。

  • シアター7の内観

通常の映画館よりも座席数が少ない印象で、前後左右の間隔は広々。全シアターの音響は故 坂本龍一氏が監修した音響システム「SAION -SR EDITION-」を採用しており、より極限までリアルな音を追求しているのだそう。さらにシアター3には頭上を駆け巡り、周りを流れるように移動する躍進的なサウンドシステム、「Dolby Atmos」を、シアター6には正面スクリーンに加え、左右の壁面にも映像が投影される3面ワイドビューシアター「ScreenX」を搭載しており、臨場感溢れる映画体験がかないます。

  • 「CLASS A」のシート

気になるシートの特徴はというと、「CLASS A」は自重で座席が後ろに倒れるリクライニング仕様。両サイドには広々とした肘掛けが備えられており、ポップコーンのボックスも安定しておくことができます。

左の肘掛けの奥には傘を収納できるスペースも。その下は荷物入れになっており、PCが入った筆者のバッグもすっぽりと収納することができました。荷物の存在を忘れて映画鑑賞に没頭できる細やかな設備も嬉しいポイントです。

  • 肘掛け奥にある傘立て

  • バッグを収納できる荷物入れ

「CLASS S」のシートは、左右に仕切りがあるので周囲が気にならず、プライベート感があるプレミアムシートです。

  • 「CLASS S」のシート

「CLASS A」のスペックに加え、「CLASS S」のシートは電動リクライニング機能や充電装置付サイドテーブルも完備。より自分だけの空間で、映画を楽しめる設備が整っていました。

  • サイドテーブルの中には充電装置を完備

筆者は「CLASS A」で映画鑑賞を体験したところ、前後左右で周りの人との距離があるので、音や動きが気になることはなく、とにかく映画の内容に没頭することができました。音に詳しいわけではないですが、キャストの細かい息遣いや声の抑揚がリアルに聞こえ、どこで誰が話しているのか、立体的にくっきりと聞き取ることができます。些細な物音さえも現実世界と同じように聞こえるので、映画館で鑑賞する概念を覆してくれた特別な体験となりました。

鑑賞後の余韻を味わうコンテンツも

鑑賞後の余韻に浸るなら、10階にあるプレミアムラウンジ「OVERTURE」に立ち寄ることをおすすめします。「CLASS S」のチケット購入者限定で使用できる「OVERTURE」は、ウェルカムドリンクが1杯サービスとなっているので、新宿の景色を眺めながら、ゆったりと思い思いの時間を過ごせます。

  • プレミアムラウンジ「OVERTURE」

思い出と記憶を形にして持ち帰るなら9階にあるスーベニアショップ「POST CREDIT」へ。ここでは映画公式グッズのほか、コラボ商品や限定商品、新宿・歌舞伎町のお土産商品など、多彩なアイテムを展開していました。

  • スーベニアショップ「POST CREDIT」

  • 歌舞伎町らしいお土産も

「POST CREDIT」はチケットなしでも入れるので、気になる映画のグッズやお土産探しに立ち寄るのも良さそうです。

映画館は映画を大画面で観る場所という概念を大きく覆した「109シネマズプレミアム新宿」。シアターのスペックはもちろんのこと、鑑賞前は映画を観るコンディションにととのえてくれ、鑑賞後はゆっくりとその余韻に浸れる最上級の映画体験をかなえてくれる環境が完備されていました。新しい映画鑑賞を楽しめる「109シネマズプレミアム新宿」で思い出に残るプレミアムな経験を味わってみては?


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。