LIXILが企画しNITTO CERAが販売するU字型シャワーヘッドの「SHIN-ON」が、期間限定で5施設6カ所にて体験できる。

気温の高い日が続き、お湯につからず日々シャワーだけの人も増えている中、「SHIN-ON」はシャワーを浴びるだけでお湯につかったかのように温まるというシャワーヘッドだ。

実はこの「SHIN-ON」、湯舟につからず身体が温まるという特徴が様々なメリットを生み出す「第3の入浴」スタイルを確立させている。

今回、バスタイムのコスパとタイパを併せ持つ「SHIN-ON」を体験してきた。

  • LIXIL「SHIN-ON」

■首から下を360度一気に包み込み、3分で身体をぽかぽかに

  • 使用するときは、首の周りにシャワーヘッドが来るように立つ

  • シャワーを出したときの様子。中心に向かってお湯が流れてくるため、確実に身体を温められる

「SHIN-ON」の特徴は、何といってもその特徴的なヘッドの形状。首の周りを覆い、肩から下にお湯を流すシャワーヘッドは、時間をかけて湯舟にお湯をためなくても手軽に入浴感を得られる。効率よく疲れを取りたい人や、入浴をさっとすませたい人にぴったり。

  • 「SHIN-ON」を使ったときの体温とハンドシャワーのみの入浴を比較すると、「SHIN-ON」使用時は約3分間で上半身全体の体温が37度にまで上昇。対してハンドシャワーのみでは、同じ時間で体の中心部しか温まらない

通常のシャワーヘッドは右半身と左半身を交互に温めるようにお湯をかけるので、どちらかを温めているうちにどちらかが冷えてしまうこともしばしば。「SHIN-ON」は前後左右のほぼ360度から一気に吐水するため、体が温まるまでの時間も短縮できる。

■タイパだけではなく、コスパもよくて環境にも優しい設計

  • 大きめの穴からは大粒のミストが流れてくる

  • ストレート水流は細かい穴が2列になって、背中に刺激を与える

  • 上に向かって湯気が立ち上るため、お湯につかっているような気分に

ヘッドからは2種類のシャワーが流れる設計。背中側にはストレート水流で心地よい刺激を与え、胸腹部には湯気を含んだ大玉ミストが温める設計。ミストに含まれる湯気が上昇して顔をなでていくため、より一層入浴気分を味わえるのもポイントだ。

  • 使用湯量の比較

「SHIN-ON」は少ない湯量で効率よく体を温められるので、節水効果もある。通常の節水シャワーのみを使用した場合と、節水シャワーで体を流して「SHIN-ON」で身体を温めた場合の使用湯量は同等レベル。浴槽にお湯をためた場合と比較すると、使用湯量は約4分の1だ。

  • 「SHIN-ON」は一本一本の水流は細かいものの、温かさに包まれる感覚が心地いい。湯舟につかっているとのぼせやすい人や、介護が必要な人にも有用だろう

「SHIN-ON」を使用するには、マグネット式の専用シャワーホルダーを壁につけるだけ。工事業者の手配は不要で、ユーザーが1人で取付可能。シャワー蛇口への設置は30分ほどで簡単に完了するそうだ。逆にいうと、浴室の壁にマグネットがつかない場合は設置できない。

今回の「SHIN-ON」の体験設置施設と期間は以下の通り。ランニングやホットヨガの後にさっと汗を流したり、シャワー浴しかできない出産直後の女性にも入浴感を得てもらったりできるよう、幅広い施設で設置される。

  • ラフィネランニングスタイルneo店(東京都千代田区):8月27日まで
  • ウッドデザインパーク岡崎(愛知県岡崎市):8月27日まで
  • ランドーレジデンス東京スイーツ(東京都荒川区):8月27日まで
  • Lala Aasha 学芸大学スタジオ/自由が丘スタジオ(東京都目黒区):9月4日まで
  • ローズマタニティクリニック(埼玉県):10月22日まで

SHIN-ON

サイズ:幅約400mm×奥行き448mm×高さ141mm(ホース、分岐栓除く)
重量:U字シャワーヘッド290g、マグネットホルダー310g