第12世代Core i9に使いやすい65Wモデル

Intelの第12世代Core「Alder Lake」に、新モデル「Core i9-12900」「同 12900F」が追加された。Core i9ではすでに、倍率アンロックの12900K/12900KFのみ発売されていたが、「K」無しモデルはこれが初めて。TDPも125W→65Wに下がっているので、使いやすくなっている。価格はそれぞれ、70,000円前後と67,000円前後。

  • Intelの第12世代Core「Alder Lake」に、K無しのi9が登場した

    Intelの第12世代Core「Alder Lake」に、K無しのi9が登場した

水冷仕様のウルトラハイエンドマザー

ASUSの「ROG Maximus Z690 Extreme Glacial」は、Intel Z690チップセットを搭載するウルトラハイエンド向けのマザーボード。EK Water Blocksの大型水冷クーラーを備え、CPU、VRM、M.2を効率的に冷却できる。「AniMe Matrix LED」では、鮮やかなアニメーション表示も可能だ。価格は260,000円前後。

  • ASUSの「ROG Maximus Z690 Extreme Glacial」。E-ATXサイズの大型基板になる

  • バックパネルI/Oには、HDMI、10GbE、2.5GbE、Thunderbolt 4などを備える

本格水冷システムとの組み合わせが前提の上級者向けモデルとなるが、機能はとにかく強力だ。電源は定格105Aの24+1フェーズ。ストレージはお馴染み「DIMM.2」により、最大5台のM.2 SSDを搭載できる。インタフェースは、Marvell 10GbE+Intel 2.5GbEのデュアル有線LANに、Thunderbolt 4まで備える。

性能重視のハイエンド向けB660マザー

GIGABYTEの「B660 Aorus Master」は、Intel B660チップセットを搭載するハイエンドマザーボード。B660モデルながら、大型ヒートシンクやDDR5メモリを採用しており、コストを抑えながら高性能マシンを構築できる。電源は16+1+1フェーズで、ヒートシンク付きのM.2スロットを3つ備える。価格は34,500円前後。

  • GIGABYTEの「B660 Aorus Master」。B660ながらハイエンド仕様の製品だ

  • Intel 2.5GbE、USB3.2(Gen2x2)タイプCなど、インタフェースも強力だ

DDR5メモリ採用の貴重なmicroATXマザー

MSIの「MAG B660M Mortar WIFI」は、Intel B660チップセット、DDR5メモリ、microATXという、かなりレアなマザーボード。コストを抑えつつ、コンパクトで高性能なマシンを組むときに最適な選択肢となるだろう。同モデルはすでにDDR4版も登場しているので、間違わないように注意。価格は28,500円前後だ。

  • MSIの「MAG B660M Mortar WIFI」。シルバーカラーのヒートシンクが印象的だ

  • microATXながらI/Oは充実。多数のUSBポートを備え、Realtek 2.5GbEも用意