キヤノンITソリューションズは27日、「ESETセキュリティ」シリーズのWebコンテンツとして提供している「マルウェア情報局」にて、マイクロソフトの技術サポートを装った詐欺サイトに関して注意を喚起した。
今回確認されたのは、マイクロソフトの技術サポートを装い、ウイルスの検出を通知し、有償のセキュリティソフトを購入するように促すWebサイトだ。さらに、サイト内に記載されている電話番号に連絡すると、流暢な日本語で対応するなど、本物と信じこませるような手法が特長。日本語の文章でウイルスを検出したと警告を表示し、詐欺サイト上で日本語の音声メッセージを流して電話を掛けるように誘導するため、複雑なPC操作を回避したいユーザーへの被害が懸念されている。
同社は、セキュリティソフトの状態を最新に保つと同時に、ユーザー自身も十分注意するよう呼びかけている。