米Googleは24日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」(Windows、Mac)にGoogle Now通知の提供を開始した。全てのユーザーへのロールアウトが完了するまで数週間かかる。

Google Nowは、GoogleがAndroidとiOS(Google検索アプリ)向けに提供しているパーソナルアシスタント機能だ。ユーザーが設定した情報(自宅や職場の住所、好きなスポーツチーム、株価をチェックしている企業、通常の移動手段など)、検索の履歴、ロケーションなどをベースに、その時にユーザーが必要としている情報、ユーザーの役に立つ情報をまとめてカード形式で表示する。例えば、外出先でGoogle Nowにアクセスすると自宅や職場までの道順や移動時間のカードが表示される。

Chromeブラウザ版は、モバイルで使用しているGoogle Nowの通知をPC版Chromeに表示させるものだ。AndroidまたはiOSでGoogle Nowに用いているGoogleアカウントでChromeブラウザにサインインすると、通知センター(Windowsでは右下、Macでは右上のベル・アイコンからアクセス)にGoogle Nowカードが現れる。位置はモバイルデバイスのロケーションが用いられ、位置情報の編集はモバイルデバイスで行う。無効にする場合は、通知センター内の設定(ギア・アイコン)でGoogle Nowをオフにする。