comceptは1日、米国のクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて、PC向けの横スクロールアクションゲーム「Mighty No.9(マイティーナンバーナイン)」の支援募集を開始した。2日時点では目標値となる90万ドルを超えた、約121万ドルの資金が集まっている。

comceptは元カプコンのクリエイター稲船敬二氏が代表を務め、ゲームソフトの企画・開発などを手がける。今回開発する「Mighty No.9」はPC用ゲームとして一年半をかけて開発し、2015年春に配信開始予定。達成金額次第でMacおよびLinux、家庭用ゲーム機への移植も検討する。

プロジェクトリーダーは稲船敬二氏。スタッフには、初代ロックマンの背景デザインで知られる富田直哉氏、「ストリートファイターZERO3」などのキャラクターデザインを手がけたKIMO・KIMO氏、初代ロックマンのBGMや効果音を担当した松前真奈美氏らが集う。該当ページ内のFAQによると、稲船氏は「国内外双方のユーザーに向けてアピールできる新しいゲーム創りを模索する必要がある」とし、本プロジェクトを始動したという。

プロジェクトの募集期間は日本時間で2013年10月2日まで。支援は1ドルから可能で、支援額とリワード(支援に対して提供する特典)内容は下表の通り。決済はKickstarterの専用ページより、米Amazonの決済システムを使って行われる。

項目増やしたり

支援額 リワード内容
5ドル スタッフロールの記載、専用イベントへの招待など
20ドル 「Mighty No.9」ダウンロード
40ドル レトロな説明書(デジタル版)、サウンドトラック、アートブック&攻略本
60ドル 「Mighty No.9」パッケージ。レトロな説明書(印刷版)、ゲーム内特典
99ドル オリジナルTシャツ、限定「ベックスペシャル変型バージョン」、βバージョンアクセス権
120ドル ソフトカバーアートブック&攻略本
175ドル 敵キャラクターのぬいぐるみ、オリジナルTシャツ(複数)
250ドル サイン入りハードカバーアートブック&攻略本、「Mighty Numbers」ポスターなど
500ドル(限定50名) アチーブメント共同制作
500ドル(限定200名) 稲船敬二氏直筆サイン入りオリジナルスケッチ
1,000ドル(限定50名) エンディングテーマに声で参加
2,500ドル(限定50名) 支援者の顔を2D化してゲームに参加
5,000ドル(限定5名) 敵キャラクターのデザイン協力
9,999ドル(限定8名) 「Mighty Numbers」オリジナルコンセプトアート、3Dフィギュアプリンタ、PAX2013限定Tシャツ
10,000ドル(限定9名) 稲船敬二氏とディナー

ゲーム画面イメージ

軍事基地コンセプトアート

主人公・ベック

ベックの設計図

敵キャラクター・水ボス

ベックの変形イメージ


(c)comcept