セキュアブレインは7日、パターンファイルと解析エンジンをクラウド上に置くコミュニティ型ウイルス対策ソフト「gred AntiVirus アクセラレータ」の最新版「gred AV アクセラレータ 2.0 Free」を公開するとともに、3種類のスキャンエンジンを搭載した有料版の「gred AV アクセラレータ 2.0 Plus」を同社オンラインショップで販売。対応OSは、Windows XP / Vista / 7(32/64ビット)。有料版は、1ユーザー1年版の価格が2,480円だが発売を記念したキャンペーン価格は1,980円(2011年3月11日まで)。価格の詳細は以下の通り。
1ユーザ1年版 | 2,480円 | キャンペーン価格1,980円 |
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3ユーザ1年版 | 2,980円 | キャンペーン価格2,480円 |
1ユーザ2年版 | 3,480円 | キャンペーン価格2,980円 |
3ユーザ2年版 | 4,480円 | キャンペーン価格3,980円 |
フリー版である「gred AV アクセラレータ 2.0 Free」は、パターンファイルと解析エンジンをクラウド上に設置。リアルタイムなウイルスからの保護、快適な動作と他社アンチウイルスとの併用も可能になる(Free版のみ)。クラウド上で共有されるパターンファイルは「免疫情報コミュニティ」と呼ばれ、1,700万種類のウイルス情報が現在登録されている。同社によるとgred AV アクセラレータは、前バージョンから全世界で約65.4万人、日本でも約17万人のユーザー数を持ち、特に日本では2010年4月の約20,000人から11月20日時点で約17万人と伸びを示す。
クラウド上には、未知のウイルスに対応するヒューリスティック型エンジン「ETHOS(エトス)」、学習型エンジン「SPERO(スペロ)」の2種類のエンジンを設置。データをすべてローカルから隔離する。スキャン方法にはPC全体をスキャンするフルスキャン以外に、ユーザーが指定したファイルやフォルダのみをスキャンするカスタムスキャン、スケジューリングスキャンなども可能だ。
また、自分のコミュニティにメールで招待してユーザー同士のコミュニティ"マイコミュニティ"が作成できるのも特徴で、同ソフト上に表示されるUIには、コミュニティのつながりを示す状態が表示される。コミュニティの中で発生したウイルス名やブロックした数、保護レベル指数などが表示され、家族や友人などでコミュニティを生成しておくと、普段やりとりが多い身近なところでの脅威の増加も把握できる。
有料版となる「gred AV アクセラレータ 2.0 Plus」では、ローカルに3つのスキャンエンジンを搭載するため他社アンチウイルスとの共存はできないが、多様なスキャン設定、Microsoft Outlook、Thunderbirdなどの8種類のメールクライアントに対応するメールからの脅威、CD/DVD/USBメモリからの脅威やルートキット、改ざんされたレジストリやファイルシステムの修復などの機能が搭載される。
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コミュニティ例(同社Webサイトより) |