印刷メソッドの構文
以下、PrintOutメソッドの構文です。
[構文]PrintOutメソッド
PrintOut (From,To,Copirs,Preview,ActivePrinter,PrintToFile,Collate)
実際の引数の書き方は以下に示すように数種あります。構文のかっこ内が引数になります。以下の表に、引数の説明をまとめました。
PrintOutの引数の説明
引数 | 概要 |
---|---|
From | 印刷開始ページを指定 |
To | 印刷終了ページを指定 |
Copies | 印刷部数を指定 |
Preview | 印刷プレビュー実行 |
ActivePrinter | プリンター名を指定(ActivePrinter:="Brother MFC-840CLN Printer" 等) |
PrintToFile | Trueにするとファイルに出力、ファイル名は実行時に指定 |
Collate | Trueにすると印刷部数を2部以上出力するとき1部毎まとめて印刷 |
以下のリストは引数の書き方です。
[リスト2]PrintOutの引数の書き方
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut Copies:=2 '(1)
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut , , 2 '(2)
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut From:=1, To:=1, Copies:=2 '(3)
ActiveWindow.SelectedSheets.PrintOut To:=1, Copies:=2, From:=1 '(4)
(1)は印刷部数2を指定したところです。構文の順番にカンマを付けて必要な文字のみ書いても良いです(2)。(3)ではFrom、To、Copiesを指定しました。(4)のように、引数名を書くと、書く順番は入れ替わっても構いません。引数名を書いた後に「:=」を書き、指定したい値を書きます。すべて省略するとデフォルト値で印刷されます。
作成したマクロはこのまま実行させることができます。毎日同じ手順で操作をしているものをマクロの記録で覚えさせると、次からはボタン一つで実行させることができるようになります。マクロを実行させる手順を以下に書いておきます。どの方法を使ってもかまいません。自分が気に入った方法でマクロを実行させてみましょう。
(1)ボタンをシートに貼り付けてボタンを押して実行させる。
[開発]-[挿入]を押します。[フォームコントロール]のボタンをシート上にドラッグアンドドロップします。[マクロの登録]ウインドウが表示されるので、マクロ名を指定してボタン名[OK]を押してください。
図5:記録されたマクロをボタンに登録 |
(2)直接マクロを指定して実行させる。
[開発]-[マクロ]でマクロウインドウが表示されるので、マクロ名を指定して[実行]ボタンを押してください。
図6:マクロの設定 |
(3)キーに登録して、登録したキーを押すことで実行させる。
[開発]-[マクロ]で[マクロ]ウインドウが表示されるので、[オプション]ボタンを押してください。マクロオプション ウインドウが表示されるので、設定したいキーを押してください。今回は「p」にしました。「Ctrl+p」でマクロを実行することができます。
図7:マクロのキー設定 |