ミラクル・リナックスは5月11日、日本ヒューレット・パッカード(以下、HPE)が社会インフラ向けに提供する運用管理コンサルティングサービスに、統合システム監視ソリューション「MIRACLE ZBX」を採用したと発表した。

同ソリューションは、オープンソースソフトウェア(OSS)の統合監視ソフトウェア「Zabbix」をベースに、ミラクル・リナックスが独自に開発したもの。不具合修正に加え、エンタープライズでの利用を想定した機能拡張が施されているほか、ミラクル・リナックスが最大10年間の長期サポートを提供する。

今回、HPEにおいてOSSに関する技術調査や検証、提案からシステム構築までを提供するテクノロジーコンサルティング事業統括 テクノロジーアーキテクト部が、社会インフラ向け運用管理コンサルティングサービスで中核となる製品技術に、このMIRACLE ZBXを採用。

選定にあたっては、過去の共同開発実績から既に両社の技術連携が進んでいたことや、MIRACLE ZBXのサポートが長期で提供されていることが、安定したサービス提供の基盤として高く評価されたという。

HPEでは、MIRACLE ZBXの活用により、投資対効果の高いエンタープライズレベルのサービスを提供できるようになったとしており、今後、さらにサポート体制の強化を図っていく方針。