LegalOn Technologiesは5月13日、AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」において、法務相談の内容からキーワードを自動生成する「案件ラベル生成」機能と、その案件ラベルにひも付く法令やガイドラインなどを検索できる「参考情報検索」機能のベータ版をそれぞれ提供開始したことを発表した。

  • LegalOn Cloudで法務相談の法令やガイドライン検索を円滑にする機能を提供開始する

    LegalOn Cloudで法務相談の法令やガイドライン検索を円滑にする機能を提供開始する

AI法務プラットフォーム「LegalOn Cloud」

LegalOn Cloudは、同社が提供するAIレビューサービス「LegalForce」とAI契約管理システム「LegalForceキャビネ」の開発で培った自然言語処理技術と機械学習技術に加えて、LLM(Large Language Models:大規模言語モデル)を活用した、契約業務をはじめ法務業務を全体的に支援する新サービス。

案件ラベル生成

案件ラベル生成は、法務相談案件の相談文面やそれに続くやりとりをLLMが読み取り、相談内容の論点に関連するラベルを自動で生成する機能。生成されたラベルを確認することで、相談内容の論点を容易に把握できるようになるという。また、ラベルはリサーチの際の検索キーワードとしても利用可能。

参考情報検索

参考情報検索は、生成されたラベルや任意のキーワードを利用して、LegalOn Cloud内で案件の対応に必要な法令や省庁のガイドライン、同社が運営する契約学習メディア「契約ウォッチ」などの情報を検索する機能。

必要な情報を特定のサイトのみに絞って検索できるため、関連情報の調査に要する労力の軽減を支援する。検索結果はLeglOn Cloudから遷移することなく概要を閲覧できるため、担当者は情報閲覧時の操作も省力化が見込めるとのことだ。

「案件ラベル生成」「参考情報検索」β版 デモ動画