ニコンは、同社子会社ニコンイメージングジャパンが、樹木や対象物の高さ・距離を測定する、林業・業務用レーザー距離計「Forestry Pro II J(フォレストリー プロ ツー ジェイ)」を発表した。

  • 林業・業務用レーザー距離計「Forestry Pro II J」の外観

    林業・業務用レーザー距離計「Forestry Pro II J」の外観

同製品は、ゴルフ用レーザー距離計「COOLSHOT」シリーズと同じレーザー測距技術を活用し、樹木や対象物の高さ・距離を素早く測定することを可能としたもの。ユーザーから対象までの直線距離、水平距離、高さ、角度の計測に対応しているほか、任意の2点間の高さを測定する2点測定や、ユーザーから対象までの水平距離と角度から高さを測定する3点測定にも対応しており、木が地面から何メートル伸びているかといった、ユーザー指定の高さの測定も可能だという。

  • 測定モードは6種類

    測定モードは「直線距離」「水平距離」「高さ」「角度」「2点測定」「3点測定」の6種類

また、接眼レンズから見える内部液晶に約0.3秒で測定結果を表示可能なほか、ボディーの側面に、測定結果の詳細を確認可能な3段階の明るさ調節可能な外部液晶モニターも搭載。暗い森の中などでも高い視認性を維持できるという。

さらに、直線距離7.5mから1600mまでの広い範囲で測定が可能なほか、重なりあう目標物を測定するための「近距離優先モード」と「遠距離優先モード」も搭載しながらも、距離に関わらず一定して早い測距レスポンスを実現する「HYPER READ」を搭載することで利便性の向上が図られている。

なお、同製品の日本での予約販売受付は6月23日10時より、発売は7月21日を予定している。価格はオープンプライスだが、同社では推奨価格を8万8000円としている。