LINEは、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」で販売されている「方言スタンプ」について、県別・地方別の制作数調査を実施。その結果を公開した。

地方別・方言スタンプの数

都道府県別・方言スタンプの数

「LINE Creators Market」のサービス開始以降、「方言」をテーマに取り入れたスタンプの制作や購入が活発に行われており、マイナビニュースでクリエイターインタビューを行った人気スタンプ「関西弁にゃんこスタンプ」など、ランキング上位にも多くの方言スタンプが登場している。

今回、その人気を受けて、同社は「方言スタンプ」の制作数調査を実施。調査対象は、8月29日時点でLINE Creators Marketで販売されているスタンプ約1万個。「弁」、「方言」などの単語を含むスタンプを抽出した後、広報事務局が目視のうえ、県別、地方別に分類して集計したとのこと。

全体的には「西高東低」の傾向、しかし方言第1位は●●県

この調査結果によると、方言スタンプのテーマとなる都道府県には「西高東低」の傾向があり、関西、九州、中国、四国などといった西日本地域をテーマにしたものが全体の7割以上を占めた。その一方、都道府県別に見た場合、最も多くスタンプが作られていた方言は「沖縄弁」。方言としては代表的な「大阪弁」を僅差で抑え、1位となった。大阪弁に続き、多く作られていたのは「福岡弁」。逆に、方言スタンプがひとつも作られていなかった都道府県は、「埼玉県」、「長野県」、「香川県」(2014年8月29日時点)となっている。

この調査結果に対して、同社 スタンプ企画チーム マネージャーの渡辺尚誠氏は、クリエイターズスタンプは(幅広いユーザーを対象とした公式スタンプとは異なり)表現をよりセグメントし、身近な人に使ってもらうという使われ方をしているという状況を語った上で、「今回調査した「方言スタンプ」に人気が集まっているのも、必然の流れ」と言及。沖縄弁や大阪弁のスタンプが多く作られたのは、その方言に特色があることに加え、その地域への郷土愛と関係があるのではないかと語った。