アドビ システムズは、先日2月22日の「猫の日」にちなんで実施した「ペットと写真」に関する意識調査について、調査結果の第2弾を発表した。調査対象は、ペット(犬・猫)を飼っている20代から60代以上の男女1,040名。

「Q.人のペットを撮影しますか?」

今回の調査結果では、まず「人のペットを撮影するか」という設問について尋ねたところ、ペットの種類にかかわらず全体の約4割となる39%の人が「撮影する」と回答した。一方、回答をペットの種類別で見てみると、猫派は約半数となる47.7%の人が「撮影する」と回答したのに対し、犬派は31%に留まった。この結果について、同社のPhotoshop Elements製品担当者は、「犬派は"自分が飼っている犬"が大好きで、猫派は"自分が飼っている猫も含めて猫全体"が大好きという傾向が強いのかもしれません」と語った。

「Q.ペットの写真を使ってグッズを作ったことはありますか?」

「Q. ペットの写真を使って何を作りますか?」(複数回答) 単位:%

また、ペットの写真を使ってグッズを作ったことがある人に対して「何を作ったことがあるか」を尋ねたところ、圧倒的に多かったのは「年賀状」で、犬派は72.8%、猫派は70.5%となった。同社は、犬派が猫派に比べて年賀状を作る割合が高いのは、干支に犬がいることも大きな要因のひとつとして考えられると分析した。「年賀状」に次いで多かったグッズは、犬派が「ポストカード」、猫派が「カレンダー」。そして第3位には犬派が「カレンダー」で、猫派は「写真集」と続き、犬派の20代男性と猫派の20代女性だけの傾向として、「写真集」を作る人の割合が高いことも判明した。

続いて、ペットを撮影する際に何を使うかを尋ねたところ、全体で最も多かったのは90.1%で「携帯電話・スマートフォン」となった。次いで多かったのは「コンパクトデジタルカメラ」(67.2%)となったが、「犬派20代男性」のみが特別な傾向が見られ、各項目の順位は変わらないものの、「一眼レフ」や「ミラーレス一眼」の利用率が全体よりもかなり高くなっていた。

「Q.ペットの写真を加工しますか?」

このほか、「ペットの写真を加工するか」と尋ねたところ、犬派は47.5%が、猫派は51.2%が「加工する」と回答。わずかながら、猫派の方が加工する人が多いことがわかった。加工する際に何を使うかを尋ねたところ、犬派・猫派を問わず最も多かったのは「パソコンに内蔵されている機能を使う」で、犬派・猫派ともに47.4%。次いで多かったのは犬派で46.2%、猫派で43.2%となった「携帯電話(スマートフォン含む)に内蔵されている機能を使う」、そして第3位は「自分で購入した写真加工ソフトを使う」と続いた。同社は、パソコン向けフリーソフトやスマートフォン向け無料アプリなどが多く存在しているにもかかわらず、「自分で購入した写真加工ソフトを使う」の割合が高いことから、ペット愛好者の写真加工に対するこだわりが高いことがうかがえると分析した。

「Q. ペットの写真を加工する際に何を使いますか?」(複数回答)

「Q. ペットを撮影する際に何を使いますか?」(複数回答) 単位:%

最後に、Photoshop Elements製品担当者はこうした結果を受け、「ペット愛好者の全体の約半数が「ペットの写真を加工する」という回答しており、「ペットの写真加工」は特別なことではなく、すでに定着化していることも嬉しい結果でした」とコメント。ペットの写真を使ったグッズについての問いで、犬派20代男性と猫派20代女性という若い世代に「写真集」作りが人気だった結果を受け、「撮りためたたくさんの思い出を一枚の写真ではなく、一冊の写真集として残す。新しい思い出の残し方が今後のスタンダードになる日も近いかもしれません」とコメントした。