朝日新聞社、森アーツセンターは、チャールズ・M・シュルツ美術館が所蔵する、新聞連載漫画「ピーナッツ」の原画約100点などを展示する「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。Ever and Never: the art of PEANUTS」を開催する。会期は10月12日~2014年1月5日(会期中無休)、開館時間は10:00~20:00(12月31日を除く火曜日は17:00まで)。会場は東京都・六本木の森アーツセンターギャラリー。入場料は一般・大学生2,000円(前売券1,800円)、中高生1,500円(前売券1,300円)、4歳~小学生800円(前売券500円)。

祖父江慎デザインのロゴ2種 (c)2013 Peanuts Worldwide LLC

同展には、日本のクリエイターがさまざまな側面から参加しており、ブックデザイナーの祖父江慎が、展覧会自体のアートディレクターを務め、同展覧会のロゴマークもデザイン。どちらもスヌーピーとチャーリー・ブラウンをあしらったもので、片方はシュルツ美術館が所蔵する最も古い原画(1950年)から、もう片方はバレンタインデーを描いた原画(1968年)から抜き出して使用している。

スタジオにいるシュルツ氏 Photograph by Tom Vano(左)、「リル・フォークス」原画(1949年)(右) (c)2013 Peanuts Worldwide LLC

また、4つのテーマに分けて展開される同展の第2章「『ピーナッツ』が生まれる場所」では、デザインチーム「ランドスケーププロダクツ」代表で、西海岸のミッドセンチュリー家具に詳しい中原慎一郎がディレクションを担当。実際に使われていた椅子や道具を基にチャールズ・M・シュルツの仕事部屋を再現し、"スヌーピーが生まれた場所"を東京・六本木によみがえらせる。第2章に加え、第4章「ピーナッツの広がり」でも展示空間の一部は中原によるディレクションが行われるという。

「ピーナッツ」原画(1957年9月22日)(左)、テレビアニメーション「スヌーピーとかぼちゃ大王」セル画(右) (c)2013 Peanuts Worldwide LLC

そのほか、2013年4月より公開されている同展のWebサイトがリニューアルされ、制作をデザインチーム「セミトランスペアレント・デザイン」の菅井俊之が担当。展覧会タイトルとトップページのメッセージは、コピーライターの国井美果が手がけた。ちなみに、サイト内では、会期終了までの約200日間にわたり、日替わりで「スヌーピー展」や「ピーナッツ」、作者シュルツ氏にまつわるエピソードつきの写真が更新されるコンテンツ「Today's Ever and Never」が公開されている。