NXP Semiconductorsは、ARM Cortex-M0プロセッサをベースとした一般市場向けのマイクロコントローラ(マイコン)「LPC1102」を発表した。4月26日から29日まで開催される「ESC Silicon Valley 2010」において、サンプルを提供する予定で、5月からは世界各国の主要カスタマ向けにサンプル出荷を開始、2010年第4四半期には量産態勢へ移行する予定としている。

「LPC11xx」のブロック図

同製品は、32KBのフラッシュメモリと8KBのRAMをチップに搭載しており、2.17mm×2.32mm×0.6 mm、0.5 mmピッチWL-CSPで提供される。

4チャネル10ビットA/Dコンバータ(ADC)、UART×1、SPI ×1、32ビットタイマ×2、16ビットタイマ×2、24ビットシステムタイマ×1を搭載し、SWDデバッグおよびプログラミング環境は、4つのブレークポイント、2つのウォッチポイントを提供する。

また、GPIOは、従来の倍となる合計11のI/Oによるフレキシビリティを実現するほか、±1%の温度と電圧範囲精度の内部IRCオシレータを搭載している。加えて、アクティブモード電流130uA/MHzの低消費電力を実現しているほか、外部ソースのクロックもサポートしている。