さて、Windowsストアアプリの動作が変化したのもWindows 8.1 Updateの特徴である。Windowsストアアプリを起動すると、タイトルバーが最初に現れるようになった。タイトルバーにはおなじみのアプリケーションボタン、アプリケーション名、<最小化><最大化>各ボタンが並び、デスクトップアプリのそれと同じ動作が可能になる。また、アプリケーションボタンのメニューには<左に分割><右に分割>という項目が用意され、スナップ操作をマウスから行えるようになった(図21~22)。

図21: Windowsストアアプリに加わったタイトルバー。マウスオーバー時以外は自動的に隠れる

図22: Windowsストアアプリのアプリケーションボタンを押すと現れるコンテキストメニュー。<左(右)に分割>という項目が用意されている

ウィンドウ内表示に切り替わることはなく、全画面表示を強いられるのは今回も同じだが、Windowsストアアプリがアクティブな状態でタスクバーを呼び出すには[Win]+[T]キーを押すと便利だ。本来はタスクバー上のボタンを順番に選択するショートカットキーだが、タスクバーがアクティブになるため、今まで以上に利用シーンが増えるだろう(図23)。

図23: Windowsストアアプリがアクティブな状態でも、[Win]+[T]キーを押せばタスクバーを呼び出すことは可能だ