論より証拠で、実際に結果をみてみたい。こちらのテストでは、著作権フリーのDV-AVI画像をDivXでエンコードした際の性能を示したが、実際にエンコード前と後の画像を表示してみたい。Photo07がオリジナルの画像、Photo08がフルサーチなし、Photo09がSSE2でフルサーチ、Photo10がSSE4でフルサーチである。細かく見ると、どの画像もオリジナルに比べてやや劣化しているのはわかるが、それぞれの差は見えにくい。

Photo07:これは元データの8494フレーム目のもの。ちなみに元データはUlead Pick-a-Video ボックスコレクション2の「タイトル07:工業」に入っているDV-AVI画像を自分でつなぎ合わせたもので、元はPav7_7.aviの305フレーム目となる。

Photo08:DivXの最高精度検索を掛けた場合

Photo09:SSE2を使ったフルサーチの場合

Photo10:SSE4を使ったフルサーチの場合

オリジナルと各エンコード後の画像を比較したのがPhoto11~13であるが、これでも差異は判りにくい。

Photo11:元画像とPhoto08(DivXの最高精度検索を掛けた場合)の差

Photo12:元画像とPhoto09(SSE2を使ったフルサーチの場合)の差

Photo13:元画像とPhoto10(SSE4を使ったフルサーチの場合)の差

そこで各エンコード後の画像同士を比較したのがPhoto14~16である。一応、差異があることは確認できたが、たったこの程度の差でしかない、とも言える。少なくとも、目だって大きな差とは言いにくい。

Photo14:Photo08とPhoto09の差

Photo15:Photo08とPhoto10の差

Photo16:Photo09とPhoto10の差