本連載では、「よく使うけど忘れやすいMicrosoft Officeの操作」をキーワードに、Officeアプリケーションの基本操作や各種機能の使い方を解説していく。第27回目は、Wordの文書内に挿入した画像に効果やスタイルを設定して、見栄えをカスタマイズする手順を確認する。ちょっとした操作で効果的に画像を見せることができるので覚えておきたい。

本連載は、記事執筆時点で最新の状態にアップデートしたMicrosoft Office 2016をもとに制作しています

文書内の画像をもっと目立たせたい

テキストだけの文書では表現力が足りないという場合は、写真や図などの画像データを挿入するのが効果的だ。とはいえ、単に画像を入れただけでは見栄えの良い文書にならないことが多い。そこで今回は、Wordに用意されているスタイルや効果を使って、効果的なビジュアルに仕上げるテクニックを確認していきたい。まずは「挿入」タブを選んで画像を文書内に配置しよう。

編集画面で画像を挿入したい位置にカーソルを移動させたら、「挿入」タブのリボンにある「画像」アイコンをクリックする

「図の挿入」画面で使いたい画像ファイルを選択して「挿入」をクリック

挿入した画像をクリックして選択すると、「図ツール」の「書式」タブが選ばれた状態になる。「図のスタイル」欄のウィンドウ右下にあるアイコンをクリックして、表示されるスタイルの一覧から好みのスタイルを選択しよう。

挿入した写真をクリックして選択し、「書式」タブのリボンにある「図のスタイル」欄のウィンドウ右下にある「▼」アイコンをクリック

スタイルの一覧がプルダウンメニューで表示されるので好みのスタイルを選択

選択したスタイルが画像に適用された

さらに「書式」タブのリボンで「図の効果」をクリックすると、さまざまな効果を画像に適用することができる。ここでは「3-D回転」を選んで3D効果の付いた画像にしてみた。このように、画像にスタイルや効果を設定することで、文書のビジュアルを大きく変えることが可能だ。ちなみに、本連載の第25回でExcelで挿入した写真(画像)から背景を切り抜く方法を確認したが、Wordの「書式」タブにも「背景の削除」アイコンが用意されており、同じように切り抜きを行うことができる。こちらも必要に応じて活用しよう。

「書式」タブのリボンで「図の効果」をクリックし、プルダウンメニューから「3-D回転」を選んで適用したい効果を選択する

画像に3D効果が適用された。このような機能を活用することで、単に画像を配置するより、はるかに効果的な文書が作成できる