ポイントは「恋バナ」!

恋愛対象になるために必要なこと!

意中の女性と「友達」としては仲良くなれるものの、恋愛対象として見てもらえず「恋人」までの距離がなかなか縮まらないと悩む男性は多いでしょう。

恋愛を成功させるためには「友達」としての距離を縮めるだけではダメで、恋愛対象として関係を深めていく必要があります。そして、「友達」としての距離の縮め方と「恋人」になるための距離の縮め方は明確に異なります。

後者のために絶対に必要なこと、それが「恋愛トーク」です。これは、相手の恋愛の悩み相談に乗ったり、友人の恋愛ゴシップについて話題にしたりするという意味ではありません。相手の女性に、過去のロマンチックな恋愛経験を思い起こしてもらえるような話をすることが必要です。

恋愛感情を想起させる「質問」をせよ!

このために重要なのが、第5回で紹介した「質問力」。質問は、自分主導で意図的に相手の脳に好きな話題を投入できる方法です。つまり、「恋愛に関する質問」をすれば相手は自然とその質問の答えを思い浮かべ、そのときの感情を思い起こすようになるのです。

相手の女性がロマンチックな感情を抱くであろう「恋バナ」を、自然に引き出すような質問ができれば、相手は恋愛的な感情を思い浮かべながらあなたと会話することになります。

それが「あなたへの恋愛感情」かどうかは問題ではありません。「恋愛的な感情」を思い浮かべて会話することがロマンチックな雰囲気を作ることにつながり、恋愛関係を深めていく上で絶対に必要なことのです。

「恋に関する質問」をする際のポイント!

ここでは簡潔の押さえておきたいポイントだけ説明します。詳しくは第5回の記事をご参考ください。

1.意図が分かるように質問する
何の脈絡もなく、いきなり「今まで一番ロマンチックだったデートってどんなデート?」と聞いてしまうと、相手も戸惑いますしムリヤリ恋バナに持って行こうとする姿勢に違和感を持たれかねません。

相手によっては問題ないかもしれませんが、質問の意図が分かるよう、自然な会話の流れから恋愛トークに持って行けるように配慮しましょう。

2.答えやすい具体的な質問をする
「元カレとのデートってどんな感じだった?」のようなふわっとしたと聞き方では、相手も何について答えていいのか分からずテンポ良く会話が進みません。「元カレとのデートで人気の夜景スポットとか行ったことある?」のように、具体的で即答できるような答えやすい質問を心がけましょう。

また、「初体験の相手ってどんな人?」のような、デリカシーのない答えづらい質問もNGです。

3.自分の話を適度にはさむ
「元カレ」ネタのように、あまりに個人的な質問ばかりでは困らせてしまう場合もあるので、適度に自分や友達の話にも触れて話を一般化して聞くようにしましょう。

「◯◯ちゃん、元カレとこういうデートしたことある?」と聞くよりも、「友達でこういうデートに憧れてる女の子がいるんだけど、◯◯ちゃんもやっぱりそういうの興味ある? むしろ経験したことある?」と聞く方が、相手も答えやすいし、結果的に同等の感情を想起させることができます。

「自然と恋バナにつなげる質問」3パターン!

どういうきっかけから恋バナに持って行けば良いのか、自然と恋バナを切り出すにはどうすればいいのか分からない方のために、具体的な実践パターンを紹介します!

1.料理の注文から恋バナに持って行く!
・「◯◯ちゃんイメージ通りオシャレな注文するね! 今まで付き合った人とのデートとか、絶対夜景が見えるオシャレでロマンチックな場所しか行ったことないでしょ?」

・「これまで一番ロマンチックだったデートってどんなのだった?」

※注文したものから相手の嗜好を(勝手に)想像し、ロマンチックなデートの話題につなげてそのときの感情を思い起こさせます。

2.デートスポットのネタから恋バナに持って行く!
・「こないだテレビで東京の夜景スポット特集してたんだけど、めっちゃキレイだったんだよね! ◯◯ちゃんてデートでよく夜景見に行ったりする??」

「どこが一番キレイで思い出に残ってる??」

※テレビの一般的な話題から個人的な思い出話につなげ、キレイな夜景とその時のロマンチックなムードを思い起こさせます。

3.誕生日の思い出から恋バナに持って行く! ・「ここのお店ってあらかじめ誕生日って伝えておけばサプライズケーキプレゼントしてくれるんだよね! ◯◯ちゃんて誕生日いつなの??」

・「これまで付き合った人から誕生日にサプライズ仕込まれたことってある!? 一番うれしかったのってどんなサプライズ??」

お店のサービスの話題から誕生日の話題につなげ、サプライズしてもらった時のうれしい思い出とそのときの感情を思い起こさせます。

まとめ!

上で紹介した事例はどれも、一つ目の質問の回答に関わらず二つ目の質問につなげることが可能です。本当に聞きたいのは二つ目の質問ですが、いきなり聞くと相手が戸惑ったり警戒したりするので、意図が分かるよう一つ目の質問をはさむよう心がけましょう。

二つ目の質問をすることによって、相手の女性は恋愛的な感情をイメージしながらあなたと会話をするようになります。「恋愛関係」を深めるにはこうした空間を共有することが絶対に必要です。他愛もない世間話や仕事の話だけでなく、意図的に恋バナを切り出してロマンチックなムードを作れるようになりましょう。

もちろん、相手にロマンチックな感情を抱かせれば、そのままあなたに恋愛感情を抱いてくれる訳ではありません。あなたに全く興味がなければロマンチックなムードにならないかもしれませんし、なったとしてもそれだけで惚れさせるのは困難でしょう。

「恋バナをすれば恋愛関係になれる」のではなく、「恋愛関係になるためには(あなたの人間的魅力や相手と相性に加えて)恋バナをする必要がある」ということです。

これまで連載で紹介してきたように、外見・内面を磨いて会話力を身につけ、女性を気軽にデートに誘って自然に恋愛トークができるようになれば、必ず恋愛関係になれる相手が見つかるでしょう。その確率を高めるためにも、連載第2~4回で紹介した「出会いを増やす方法」を実践する必要があるのです。

次回はいよいよ最終回! 成功しやすい告白のタイミングについて紹介します! お楽しみに!

<著者プロフィール>

なべおつ
渋谷で働く営業マン/WEBライター。
「恋愛したけりゃ出会いを増やせ!」をモットーにナンパを薦める現役営業マン。個人ブログ「渋谷で働く営業マンのナンパ日記」にてナンパや恋愛のテクニックを紹介。柔らかいブログデザインとイラストによって、低俗に見られがちな「ナンパ」のイメージを一新。恋愛だけでなく、仕事にも活かせるコミュニケーション術として話題に。
渋谷で働く営業マンのナンパ日記 http://nanpatalk.hatenablog.com/