ファイルメーカーは27日、、カスタム Appを管理および実行するためのクラウドプラットフォーム「FileMaker Cloud」の最新版となるバージョン1.16.0のリリースを発表した。これにより、FileMaker Cloudは「FileMaker 16 プラットフォーム」の一部となる。

FileMaker 16 プラットフォーム

FileMaker Cloudの利用イメージ

FileMaker Cloudは、日本、米国、カナダ、ヨーロッパ、およびオーストラリアで利用でき、Amazon Web Services(AWS)クラウド上で稼働する。最新版のバージョン1.16.0では、統合、セキュリティ、および開発に関する以下の新機能が利用できる。

  • FileMaker Data API (Trial):トライアル期間中、FileMaker CloudのRESTベースの「FileMaker Data API」を使用して、他のアプリケーションおよびサービスで FileMakerのデータを利用できる。

  • Tableau Web データコネクタ for FileMaker:FileMaker データをより良く視覚化できる。このコネクタは、FileMaker Data API (Trial)を使用して、Tableau Desktopとの統合を提供する。

  • FileMaker Admin API (Trial):FileMaker CloudのRESTベースの「FileMaker Admin API (Trial)」を使用するとカスタム Appの管理が容易になる。メッセージやスクリプトスケジュールを作成したり、アプリケーションを開いたり閉じたりといった操作が行える。

  • OAuth 2.0のサポート:外部サーバーアカウント認証を設定することで認証情報の管理を簡素化できる。Amazon、Google、または Microsoft Azureのアカウント認証情報を使用してFileMakerのカスタム Appにログイン可能。

  • PDFのサポート:請求書、ラベル、イベント参加証などのPDFをFileMaker WebDirectで保存および印刷できる。FileMaker WebDirectから FileMaker Proと同じようにPDF出力することも可能。