昨今、働き方改革の流れを受け、ICTを活用した柔軟な働き方が注目されている。そうした状況を受けNECは6月6日より、ビジネス・教育向けPCの新製品16タイプ78モデルを販売開始した。

新製品は、本体の面積を約1割縮小し、同社の法人向け13.3型ワイド液晶搭載のモバイルノートPC歴代モデルの中で最も軽い約769gの筐体を採用した「VersaPro UltraLiteタイプVG」や、筐体の奥行きを約8cm、容積で約2割小型化したスリムタワーPC「MateタイプME/MB」など。製品の軽量化や、省スペース化、操作性の向上等により、環境に合わせた柔軟な使用が可能になる。

「VersaPro UltraLiteタイプVG」

タブレットとしても利用可能

「VersaPro UltraLiteタイプVG」は、画面が360度開閉し、ノートPCとしてもタブレットとしても利用可能な2in1モバイルPCだ。本製品は、13.3型の画面サイズでありながら、スリムベゼル(狭額縁)を採用し、本体面積は約1割縮小したA4用紙サイズ並みとなった。また、約769gという軽量設計に加え、2ボタンタイプのスライドパッドや、使いやすさにこだわったキーボード配置も採用。

A4用紙サイズのコンパクト設計

キーボード配置

本体内蔵バッテリでは、約6.5時間の駆動が可能なリチウムイオン(M)バッテリに加え、約62gの質量増で約10時間の長時間駆動を可能にするリチウムイオン(L)バッテリも用意している。

「Mate タイプME」

「Mate タイプMB」

また、「Mate タイプME/MB」は、スリムタワー筐体を採用した省スペースデスクトップPC。新製品では、インテル第7世代CPU搭載モデルを新たに加え、従来に比べ筐体の奥行を約8cm縮小し、筐体の容積も約20%削減した。また、本体前面にはUSB3.0ポートを2個追加した。さらに、無線LAN機能の搭載も選択可能だ。

「VersaPro タイプVE」

側面

さらに、ノートPCのラインアップ強化として、ビジネスノートPCのエントリーモデル「VersaPro タイプVE」を新たに追加。ノートPC用の4GB以上メモリの価格改定も行った。また、SSD・HDDデュアル実装を従来のデスクトップPCに加え、ビジネスノートPCでも対応した。新製品全モデルで最新バージョンのWindows 10 Creators Updateを採用。本バージョンをダウングレードしたWindows 7/Windows 8.1搭載モデルも用意する。

なお、新製品と同時購入する場合に限り、希望小売価格5,000円(税別)で入手できる顔認証PCセキュリティソフトウェアの期間限定商品「PCセット購入限定/NeoFace Monitor V2」も用意。同時購入しない場合は、「NeoFace Monitor V2 クライアント用」(希望小売価格14,800円から:税別)が対象となる。

また、今後のWindows 10アップデートへの対応や問合せサポートなど、1年間の保守サポートをセットにした「PCセット購入限定/NeoFace Monitor V2/保守1年付」(希望小売価格7,000円から:税別)もあわせて商品化した。