JR九州は、米国の旅行会社「ザ・ソサエティ・オブ・インターナショナル・トラベラーズ」(略称IRT)による「ななつ星 in 九州」のチャーター列車を11月15日から3泊4日コースで運行すると発表した。米国の旅行会社による「ななつ星」の貸切運行はこれが初めてとなる。

JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」

IRTは、豪華寝台列車を行程に組み込んだプレミアム感のある旅行商品を専門的に企画・販売する旅行会社。ラグジュアリー層を主要顧客層とし、米国国内だけでなくヨーロッパやオセアニアなど全世界に顧客を持つ。独自の現地取材にもとづく「世界で最も素晴らしい25の列車」を毎年発表するなど、企画力の高さにも定評がある。JR九州は海外の旅行会社との「ななつ星」販売契約を積極的に進めており、IRTで11社目になるという。

今回、同社は「ななつ星 in 九州」3泊4日コースを含む全18日間の訪日旅行を企画。すでに11月5日から行程がスタートしており、「ななつ星」に乗車する15日までに東京、箱根、京都、広島、福岡の順に観光。「ななつ星」3泊4日コース体験後は長崎市内観光と、長崎~佐世保間の「或る列車」乗車も体験する。