「第5回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」表彰式イベントの様子。左から株式会社ジュピターテレコム・牧俊夫社長、日本将棋連盟会長・谷川浩司九段、神木隆之介、矢内理絵子女流五段。 (c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会

羽海野チカ原作による実写映画「3月のライオン」で主演を務める神木隆之介が、本日9月24日に東京・将棋会館にて開催された「第5回 J:COM杯 3月のライオン子ども将棋大会」に表彰式のプレゼンターとして登壇した。

ベージュのタートルネックにスーツを羽織った装いで登場した神木。「『3月のライオン』という作品に携わらせていただいて、もっとたくさんの方に将棋に触れてもらいたいなと思っております」と挨拶する。

ここで日本将棋連盟より、映画のために駒の指し方から特訓を重ねた神木に、アマチュア初段の資格が与えられることが明らかに。日本将棋連盟会長である谷川浩司九段から免状を授与された神木は、予期せぬ出来事に「え、俺!?」と驚きをあらわに。「うれしいんですけど、今は驚いてる気持ちでいっぱいです。でもこんなありがたいものをいただけて……」と感無量な様子を見せた。

また撮影中のエピソードについて聞かれた神木は「一から勉強したということで、苦労したことはいっぱいあります」と振り返り、「ご飯を食べるとき箸を持ってるように、何も意識せずに駒を取ったり指したりしなければいけない。手つきはすごく勉強させていただきました」と述懐。そして今後について「もっと将棋を勉強して、いろいろなことを知っていきたいなと思っています」と語った。

終盤には神木から、大会の優勝者である伊藤誠悟氏に本作への“駒音出演権”目録をプレゼント。劇中で伊藤氏の駒音が、子供時代の桐山が将棋を指す音として使用されるという。2人は肩を並べて報道陣の撮影に応じ、笑顔をこぼしていた。

ヤングアニマル(白泉社)にて連載中の「3月のライオン」は、幼い頃に事故で家族を失い、孤独を抱える17歳のプロ棋士・桐山零の物語。映画は前後編2部作で制作され、前編は2017年3月18日、後編は4月22日より公開される。キャストには佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮、倉科カナ、清原果耶、有村架純らが名を連ねる。

(c)2017 映画「3月のライオン」製作委員会