あす18日(20:58~23:10)に放送されるテレビ朝日系バラエティ特番『ゴン中山&ザキヤマのキリトルTV』では、23年前のサッカー"ドーハの悲劇"の選手たちの心境を、読唇術で読み取っていく。

(左から) 中山雅史、卓球の水谷隼選手、山崎弘也=テレビ朝日提供

中山雅史とアンタッチャブルの山崎弘也がMCを務め、スポーツシーンのメインではない部分を切り取って注目することで、新たな魅力を伝えていくこの特番。12弾となる今回は、1993年のサッカーW杯最終予選を取り上げる。

カタール・ドーハで行われたこの決戦、日本は崖っぷちの状況で宿敵・韓国を1対0で撃破した。日本中の誰もが初のW杯出場に大きく近づいたと感じたが、ラモス瑠偉は厳しい表情を崩さず、読唇術で読み解くと「まだ何も成し遂げていない」と周囲を戒めるような言葉を次々と発してた。宿舎に引き上げるバスの中では、怒りすらぶつけている様子が伺える。

そしてイラクとの最終戦で、試合終了間際まで1点リードしながら、ロスタイムで同点ゴールを許し、W杯への道は絶望的に。ラモスや、勝ち越しゴールをあげてベンチに下がっていた中山らは悲痛な叫びを上げていたが、三浦知良だけは、わずかな希望にかける前向きな言葉を口にしていた。

今回の番組では他にも、リオ五輪決勝でまさかの敗戦を喫したレスリングの吉田沙保里選手が、試合終了と同時にマットに突っ伏して涙を流す姿からの一部始終を、読唇術と実況を消した生の音声で分析。スタジオゲストに、卓球の水谷隼選手を迎えてメダル獲得の舞台裏や、シンクロ日本代表の井村コーチと選手たちの会話を読み取っていく。