キューサイは9月6日、9月19日の『敬老の日』を前に「100歳100人実態調査」の結果を発表した。 

100歳の日常生活は?

100歳以上の高齢者に好きなことを尋ねたところ、「テレビを観る/ラジオを聴く」が71.0%で最多、次いで「食べる」が68.0%、「新聞・雑誌を読む」が53.0%と続いた。「テレビを観る/ラジオを聴く」「新聞・雑誌を読む」を合わせると86.0%が情報に接することを好み、また「おしゃべりをする」ことが好きな人も49.0%に上った。

同社は「世間の出来事に興味を持ち、周囲とのコミュニケーションを好むなど、社会とのつながりを持っている100歳の姿が明らかになった」と分析している。

100歳の日常生活における好きなことトップ10(複数回答)

家事・主婦業を含む労働引退年齢を問うと、80歳を超えても働いていた人は38.0%で、中には「今も現役で働いている」人もいた。うち「90歳くらいまで美容師として働いていた(105歳/長崎県)」女性は、105歳になった今でも「美容室には毎日出て座っていることが幸せ」という。

同社は「仕事を通じて社会との関係を継続していることが元気に生きるエネルギーになっているのかも」と推測している。

散歩目的での外出頻度は、「1週間に1日以上散歩する」が22.0%、「ほぼ毎日散歩する(週6日以上)」が10.0%。長生きの秘訣については、「くよくよしない」との言葉が目立ち、プラス思考で物事を前向きに捉える姿勢がみられた。

調査期間は2016年5月30日~6月15日、有効回答は100歳以上の個人100人またはその家族・近親者。