経済産業省 資源エネルギー庁が8月17日に発表した石油価格調査(8月15日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.3円安い121.7円となり、7週連続で値下がりした。
来週は小幅値上がり予想、原油価格は「潮目に来ている」
石油情報センターは「原油価格の値下がりと円高により輸入価格が上昇した」と分析。来週の価格動向については「小幅な値上がりを予想している。8月8日にOPEC(石油輸出国機構)が非公式の臨時会合を開くと発表し、増産凍結に向けた協議が予想されることから、需給均衡への期待が高まり原油価格が上昇している。これまで原油価格は値下がりが続いてきたが潮目に来ている」と話している。
都道府県別にみると、5都県で値上がり、7県で横ばい、35道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の130.2円(前週131.7円)で、次いで鹿児島県の129.3円(同129.6円)、沖縄県の128.2円(同128.8円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の116.2円(同117.1円)だった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.3円安い132.5円と、7週連続の値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.2円安い102.0円と、2週連続で値下がりした。
灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より2円安い1,148円と、2週連続で値下がりした。