JALは8月16日、ブリティッシュ・エアウェイズ(本社: 英国)とフィンエアー(本社: フィンランド)とで実施している日本=欧州路線における共同事業にイベリア航空(本社: スペイン)を追加するための独占禁止法適用除外(Antitrust Immunity)に関して、国土交通省より認可を取得したことを発表した。

4社が連携することで、さらなるサービスの拡大を目指す

この共同事業は、2012年10月1日からブリティッシュ・エアウェイズと、2014年4月1日からフィンエアーと開始。日本と欧州間の直行便、およびそれに接続する欧州域内・日本国内の路線における、利用者の利便性向上に取り組んできた。今回の認可を受け、イベリア航空が成田に就航する10月18日から、イベリア航空を加えた4社でより緊密に連携することによって、路線ネットワーク、商品、サービス品質などのさらなる向上を目指す。

イベリア航空の日本線就航は約18年ぶり

2016年5月20日には、日本=スペイン間の航空交渉での調印により、日本=スペイン間のオープンスカイが実現。また、イベリア航空は同年10月18日より、約18年ぶりにマドリードから日本への直行便を就航する。エアバスA330-200型機を導入し、日本とスペインを結ぶ唯一の直行便として成田=マドリード線を週3便運航。ビジネスクラス19席、エコノミークラス269席の全288席の仕様となる。今後、日本=スペイン、およびスペインを経由した欧州への旅客の増加が期待される。

6月28日にはマドリード=上海線が就航

なお、イベリア航空は6月28日、アジア市場への足がかりとなるマドリード=上海線を就航。同線へはエアバスA330-200を導入し、週3便を運航している。