7月21日(米国時間)、Threatpostに掲載された記事「Firefox to Block Flash in August, Disable in 2017|Threatpost|The first stop for security news」が、来月からFirefoxはページに含まれている重要とは判定されないFlashコンテンツを自動的にブロックするようになると伝えた。この変更によってセキュリティの向上、バッテリー消費の減少、ページ読み込み時間の短縮化、ページレスポンスの向上などが期待できるとしている。
Mozillaはすでに先月公開されたFirefox 47から、すべてのNPAPIプラグインを明示的にクリックしない限り有効にならないようにデフォルトの挙動を変更している。Mozillaは当初、2016年末までにNPAPIプラグインのサポートそのものを廃止するとしていたが、このリミットは多少延長され、2017年3月までサポートすると説明されている。
なお、2017年3月はFirefoxの次の長期サポートリリースバージョンのFirefox ESRがリリースされるタイミングにもなっており、移行期間が足りないユーザー向けにSilverlightとJavaに関しては同バージョンで2018年の初めまでサポートするとしている。ほかの主要ブラウザも軒並みFlash Playerのサポート廃止へ向けた取り組みを進めており、依然としてFlashでコンテンツを提供しているサービスに関して早期にHTML5を利用したコンテンツに置き換えることが望まれている。