アユートは6月21日、Astell&Kernとbeyerdynamicがコラボレートしたイヤホン「AK T8iE MkII」を発表した。米国での価格は999ドル。日本でも7月に発売する予定だが、国内での発売時期や価格は未定となっている。

AK T8iE MkII

AK T8iE MkIIは、beyerdynamicの独自技術「テスラテクノロジー」を採用したイヤホン「AK T8iE」(2015年8月発表)に改良を加えたモデル。新開発のボイスコイルを採用し、大音量時の的確な振動板駆動と歪みの低減を実現している。

第1世代のAK T8iE(右)との比較

着脱式ケーブルも刷新。素材にシルバーメッキ銅を採用し、音の純度を向上している(第1世代モデルはケブラー素材)。また、強靭なアラミドファイバーコアやFEPインシュレーター、柔軟性の高いスリーブなどを使用する。MMCXコネクタには高精度ゴールドメッキを施し、密着性を高めている。

ケーブルの内部構造

ケーブルは2.5mm4極プラグ仕様のバランスケーブルと3.5mmステレオミニケーブルを用意。いずれも長さは1.3mだ。イヤーチップは、シリコン製のものを5サイズと、Complyチップを3サイズ同梱する。

そのほかの仕様は第1世代モデルと共通で、再生周波数帯域が8Hz~48kHz、インピーダンスが16Ω、出力音圧レベルが109dB、最大入力が10mW、重量が約7g。

アユートは同日、AK T8iE MkIIとハイレゾプレーヤー「AK70」の製品発表会を開催した。発表会レポートは追って掲載する