4月19日22時頃、突如として、Skylake搭載の12インチMacBookが発表された。

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前モデルは、2015年3月9日(米国時間)に発表された12インチ「MacBook」(ここでは2015年モデルと呼称)。"Mac史上最薄・最軽量"として登場した先代の2015年モデルと、今回発表された新モデルは、どこが同じで、どこが違うのか。早速スペック上での違いをまとめてみた。

突如発表された「MacBook」新モデル

製品 MacBook(2015年モデル) MacBook(2016年モデル)
CPU [第5世代Intel Core(Broadwell)]
下位モデル:1.1GH Intel Core M(TB時最大2.4GHz)
上位モデル:1.2GHz Intel Core M(TB時最大2.6GHz)
オプション:1.3GHz Intel Core M(TB時最大2.9GHz)
[第6世代Intel Core(Skylake)]
下位モデル:1.1GHz Intel Core m3(TB時最大2.2GHz)
上位モデル:1.2GHz Intel Core m5(TB時最大2.7GHz)
オプション:1.3GHz Intel Core m7(TB時最大3.1GHz)
メモリ 8GB 1,600MHz 8GB 1,866MHz
SSD 下位モデル:256GB PCIe フラッシュストレージ
上位モデル:512GB PCIe フラッシュストレージ
光学ドライブ なし
グラフィックス Intel HD Graphics 5300 Intel HD Graphics 515
オーディオ 内蔵ステレオスピーカー
ディスプレイ 12型ワイド(2,304×1,440ピクセル)
トラックパッド 感圧タッチトラックパッド
ネットワーク IEEE802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.0
インタフェース USB 3.1 Type-C×1、ヘッドフォン端子、内蔵デュアルマイクロフォン
バッテリ駆動時間 最大9時間(ワイヤレスインターネット閲覧時。iTunesムービーの再生は最大10時間) 最大10時間(ワイヤレスインターネット閲覧時。iTunesムービーの再生は最大11時間)
サイズ/重量 約280.5(W)×196.5(D)×3.5~13.1(H)mm/約0.92kg
カラー スペースグレイ、ゴールド、シルバー ローズゴールド、スペースグレイ、ゴールド、シルバー
価格 下位モデル:税別148,800円
上位モデル:税別184,800円

※違いのある項目が太字、背景色付きとなっています

表組みを比較してみると、基本的にサイズや解像度、インタフェースといった「きょう体は同じ」で、CPUやメモリ、バッテリなど「内部パーツが変わった」、アップデート版であることがわかる。

CPUでは、旧モデルがBroadwell世代だったところ、新モデルでSkylake世代のCore mプロセッサが採用された。Skylake世代Core mシリーズの大きな特徴はグラフィック性能の高さで、発表時は前世代と比べ約40%高まったと紹介されている。合わせてメモリもBroadwell世代では対応していなかった8GB/1,866MHzに更新され、パフォーマンスは高まったといえるだろう。

また、Skylakeでは電源効率も改善され、さらなる省電力化が進められている。これに加え、新MacBookではバッテリ容量が従来の39.7Whから、41.4Whに増えており、これらがバッテリ駆動時間の伸びに貢献しているようす。ほか、機能面はほぼ2015年モデルを踏襲していると考えてよさそうだ。

最も大きな変更点はもちろんCPUの世代更新だが、新色ローズゴールドが追加されていることも見逃せない。2015年モデル所有者は買い替えるほどではないが、新規購入者は迷わず新モデルを選びたいところだ(そもそも先代モデルは直販から消えており、新規入手は困難かもしれないが)。