きょう11日にリニューアルスタートするテレビ朝日系ニュース番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~23:10)のオープニングテーマを、米・ニューヨークで活躍する5人の若手日本人ミュージシャンが書き下ろしたことが11日、明らかになった。

『報道ステーション』新オープニングテーマを手掛ける(左から) 黒田卓也、馬場智章、大林武司、中村恭士、小川慶太

参加するのは、トランペット・黒田卓也(36)、ベース・中村恭士(34)、ドラム・小川慶太(33)、ピアノ・大林武司(29)、サックス・馬場智章(23)という5人のジャズミュージシャン。番組のためにスペシャルバンド「J Squad」を結成し、テーマ曲となる「Starting Five」を書き下ろした。

このテーマ曲の選定は、テレビ朝日の伊藤賢治デスクと谷地俊太郎ディレクターが、日本内外のミュージシャンを候補に挙げ、そこから彼らの存在が浮上。現場を飛び回る"疾走感"と始まりを感じさせる"躍動感"というキーワードに合致したことから、今年2月1日にニューヨークへ渡って直接オファーし、楽曲制作が決まった。

レコーディングは、世界的に有名なニューヨークの「AVATAR STUDIOS」で実施。エンジニアは、ドラム・小川のバークリー音楽院時代の同級生でもあるAkihiro Nishimuraが担当した。同じニューヨークで活躍する5人だが、そろって演奏するのは、今回が初めてだという。

伊藤デスクは「5人のメンバーは、新しい番組のコンセプトだけでなく、報道番組をとりまく日本の現状や、富川キャスターの人物像など、事細かな部分についても踏まえた上で、5人全員がアイデアを出し合い、それこそ真剣勝負で取り組んでくださいました」と、楽曲制作の裏話を紹介。「私たちの想像を超える、すばらしい作品を生み出してくださいました」と胸を張っている。

同番組は、きょう11日から富川悠太アナウンサーがメインキャスターを務める新体制で放送開始。月~木曜レギュラーコメンテーターのジャーナリスト・後藤謙次氏らが脇を固め、お天気キャスターに新人の森川夕貴アナウンサー、金曜のスポーツ担当に元競泳日本代表の寺川綾を起用するなど、フレッシュな布陣で再スタートする。