人気少女コミック『グッドモーニング・コール』が、女優・福原遥と、俳優・白石隼也のダブル主演で初めて映像化されることが21日、明らかになった。15~20話程度の連続ドラマとして、フジテレビの動画サービス・FODと、世界最大の動画サービス・Netflixで、2月12日から配信される。
『グッドモーニング・コール』は、1997年から2002年まで、集英社の少女マンガ誌「りぼん」に連載された作品。高須賀由枝の原作で、両親の都合で1人暮らしをする女子高生・吉川菜緒の部屋に、同じ高校のイケメン・上原久志が引っ越してきて、同居生活で繰り広げられるラブコメディだ。単行本の累計発行部数は500万部という人気作品だが、今回、初めて映像化される。
この菜緒役を演じるのが、子役時代にNHKの子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』の主人公で人気を博し、現在女優やモデルとして活躍する福原で、今回がドラマ初主演。「緊張と不安もあり、毎日ドキドキ・ワクワクしていますが、身を引き締めて頑張りたいと思います」と意気込みを語る。
一方、久志役を演じる白石は、自身の役柄を「非の打ち所のないスーパーなキャラクターなので、僕で大丈夫なのかと不安な部分もありますが、皆さんが無理やりにでもそう信じてくれれば何とかなるんじゃないかと(笑)」と視聴者に期待。フジテレビの岡本真由子プロデューサーは「容姿や物腰も含め原作の"菜緒ちゃん""上原くん"のイメージにぴったりで、この作品を盛り上げてくれると確信しています」と自信を示している。
このほか、桜田通、荒井萌、健太郎、永嶋柊吾、長澤航也、田中日奈子、長谷川朝晴、藤田朋子、森絵梨佳などが出演。原作者の高須賀由枝は「連載が終了してから10年以上たっての、まさかの映像化に、胸がいっぱいです」と喜び、「キャストの方々はどなたもイメージにぴったりで、制作スタッフの方々も原作を大事に思って作ってくださっていて…」と安心してドラマ化を任せているようだ。
FODでは、2月12日に数話を同時に配信開始してから、翌週以降毎週1話ずつ配信していく予定。現在撮影中で、1話あたり45~50分程度の尺を想定している。
フジテレビがNetflixに提供するオリジナルドラマは、桐谷美玲主演『アンダーウェア』に続く第2弾。Netflixは、世界190の国と地域にサービスを展開していく計画で、今作も世界各国に提供されていくことになっており、フジテレビの山口真コンテンツ事業局長は「本ドラマにより、世界中でフジテレビドラマの潜在的な需要を掘り起こしたいと、スタッフ一同、燃えています」と話している。