ビートたけし、主演映画に他人事「損失があっても俺のせいじゃない」

 

2月27日公開の映画『女が眠る時』の完成会見が16日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、新井浩文が出席した。

左から新井浩文、ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里

同映画は、巨匠ウェイン・ワン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスの短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』をベースに日本で撮影した作品。ワン監督にとっては初めての日本映画となる。ストーリーは、妻の綾(小山田サユリ)とバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)が、プールサイドで美しい女の美樹(忽那汐里)にクリームを塗っている初老の佐原(ビートたけし)の姿に目を奪われ、ほんの好奇心から始まった彼らへの追跡が次第に異常な行動をとるようになっていく。

主演のビートたけしは「この映画は時代のニーズに応えてないね。『007』や『スター・ウォーズ』とかの映画が製作されている昨今に、直木賞や芥川賞に匹敵する知的映画を製作したワン監督の力だけでなく、すべて私のお陰です(笑)」と笑わせるも、本作が商業的な娯楽性の高い映画とは対称的である点を強調。続けて「あまりにも観客動員数が少ないんで、ついつい暴力映画やお笑い映画を撮っちゃってますが、今回は他人の映画だから損失があっても俺のせいじゃない。難解だけども知的ゲームの映画なので喜んで出させてもらいました」と出演までの経緯を説明し、「こういう映画をもう1回改めて見直して欲しいということで、国際映画祭に出ることはいいことだと思います」と本作がパノラマ部門として正式出品される第66回ベルリン国際映画祭(2月11日開幕)に期待感をにじませていた。

たけしについて西島は「監督さんの演出に対して120%真摯に向かうところは、僕もそうありたいと思いました。現場に入ると俳優として参加するその姿勢は素晴らしかったです」と賞賛し、忽那も「たけしさんにカミソリを投げるシーンがあったんですけど、本番中に勢いついてたけしさんに2回も当てちゃったんですが、『全然大丈夫だよ』とおっしゃっていただき、安心して一緒にお芝居することができました」と全幅の信頼感。そんな賞賛の言葉にビートたけしは「ここにいて俺の悪口言わないでしょ。普通褒めますから」と照れ笑いを浮かべるも「出来たら現金を送りたいぐらい。良いところを見繕うのが大変だと思いますけど、ありがとうございます」と再三にわたって感謝の言葉を繰り返していた。映画『女が眠る時』は、2月27日より全国公開。

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