ディラックは、NCASE製のコンパクトPCケース「NCASE M1」を改修し、「Version 5」として1月下旬から発売する。カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色で、価格はオープン、店頭予想価格は27,000円前後(税別)。

NCASE M1(写真はVersion 2のもの)

コンパクトながら12.6リットルの容量を持つMini-ITX対応PCケース。細部に変更を施したVersion 5では、USB 3.0ポート部の縁部を除去して見た目を美しくし、マザーボードトレイをネジ固定式になった(従来はリベット打ち固定式)。これにより、組み立てがより簡単になったとしている。

ケースとしての機能に変更はない。フロント、トップ、サイドには、ヘアライン加工のアルミ製ツールレスパネルを採用。搭載ベイ数はスロットイン仕様の外部5.25インチベイ×1基、内部3.5インチベイ×3基(サイドブラケット×2基、ボトム部×1基)、内部2.5インチベイ×5基(フロントパネル×1基、フロントパネル裏×1基、ボトム部×1基、付属ブラケット×2基)。外部5.25インチベイは上面にスロットイン用の穴が設けられており、パンを焼くトースターの用に、ディスクを出し入れできるという独特なもの。

標準でファンは搭載されていないが、オプションで左側面と底面に120mm×2基、背面に80mm(92mm)×1基を搭載可能。内部スペースに余裕があるので、240mmクラスの水冷ラジエーターも内蔵できる。電源はSFX仕様だが、付属のブラケットを使うことでATX電源も使用可能。

そのほか主な仕様は、拡張スロットがロープロファイル×2基、外部I/O専用スロット×1基、拡張カードスペースが最大305mmまで、搭載CPUクーラーの高さが最大130mmまで、搭載できる電源の奥行きはSFX電源で最大130mm、ATX電源で最大160mm。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、オーディオ入出力。本体サイズはW240×D160×H328mm、重量は約2.68kg。対応フォームファクタはMini-DTX / Mini-ITX。

NCASE M1(写真はVersion 2のもの・クリックで拡大)