NTTコムオンライン・マーケティング・ソリューションは17日、「大学のオープン化に関する調査」の結果を発表した。対象は「NTTコムリサーチ」登録モニターの1,228名。期間は9月1日~9月28日。

オンライン講座MOOC、半数以上が「今後利用したいと思う」

昨年から国内でも取り組みを開始したMOOC(Massive Open Online Courses大規模公開オンライン講座)は、インターネット上で公開された講義を閲覧し、「修了証」を取得できる教育サービスとなっている。

「MOOC」の取り組みの評価を聞くと、60.3%が「良いと思う」が最多となった。以降、「非常に良いと思う」(27.0%)、「あまり良いと思わない」10.0%)と続いた。

「MOOCの認知度」

「MOOC」の利用経験・利用意向を聞くと、「利用したことはないが今後利用したいと思う」(54%)が最多だった。次いで、「利用したことはなく、今後も利用したいと思わない」(43%)、「過去1年以上前に利用したことがある」(2%)となった。

利用経験者・意向者を足した割合(「利用したことはないが今後利用したいと思う」「過去1年以上前に利用したことがある」「過去1年以内に利用したことがある」の合計)は57%となり前年の52%から5pt増加した。

「MOOCの利用経験・利用意向」

「MOOCで学習したい分野したい分野」を聞いたところ、1位は「心理学」(30.5%)。次いで、2位は「歴史」(29.8%)、3位は「音楽、映画」(27.4%)と続いた。

日本版MOOCでは、独自の取り組みとして講師から直接授業を受けられる対面型の「反転学習コース」を受講することができるという。

「反転学習コース」の受講意向を聞くと、受講希望層(「是非受講したい」25%+「できれば受講したい」44%)の割合は69%だった。

受講希望層の「反転学習コース」を受講したい理由をみると、「分からないことを直接先生に質問できる」(63.6%)、「参加することで学習へのモチベーションの維持ができる」「先生から直接講義が受けられる」(ともに50.0%)と続いた。