女優の小雪が、第3子出産後初めて、2年3カ月ぶりにドラマ出演することが16日、明らかになった。TOKIOの長瀬智也が主演する、来年1月13日スタートのフジテレビ系ドラマ『フラジャイル』(毎週水曜22:00~22:54)に、セクシーな美人外科医役として登場する。

1月スタート『フラジャイル』に出演する小雪

同作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画が原作。長瀬演じる主人公の病理医・岸京一郎は、イケメンだが、偏屈で歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで、敵ばかり作ってしまう性格だ。しかし、医師としての技量は周囲も認める天才という、周囲とのあつれきをいとわない、岸の闘いと活躍を描く。

小雪が演じるのは、岸と大学の同期で、頻繁に岸のもとを訪ねる美人医師・細木まどか。岸に絶大な信頼を置くと同時に、その過去を知る数少ない人間の一人で、岸に男女関係を匂わせるようなアプローチをするというセクシーな一面も見せる。

小雪は、今年7月の第3子出産後、初のドラマ出演で、医師役も初挑戦。長瀬とは5年半ぶりの共演で「長瀬さんはこの原作の主人公である岸先生にぴったりだと思います」と太鼓判を押す。セクシーな美人女医という役どころだが「ドラマで表現できるよさを、この医師・細木まどかという人物に心を吹き込んでいきたいと思います」と意気込みを語っている。

このほか、武井咲、野村周平、北大路欣也が共演。武井は、新米病理医・宮崎智尋役で、岸に振り回され続ける日々を送るが、情熱と純粋さで、病理医として成長を遂げていく。武井は長瀬と初共演だが、武井がリハーサルで緊張していたのを感じ取っていたという長瀬の印象は「すごく優しい人」。自身の役については「まっすぐに頑張る女の子なので、そこを見せていけたらと思います」と狙いを語っている。

野村が演じるのは、岸と宮崎の同僚である臨床検査技師・森井久志。5人分の仕事を1人でこなす優秀さで、偏屈な岸の扱い方も熟知している。野村も長瀬と初共演で「"兄貴的なイメージ"なので、かわいがってもらえるようにがんばります」と語り、原作漫画や台本を読んで「病理医という難しいテーマの話ですが、コメディータッチかつわかりやすい表現が多いので、マンガも台本もスラスラ頭に入ってきました」とイメージをわかせている。

北大路は、岸のもとを訪れる岸の元指導医で、病理医界の重鎮・中熊薫を演じる。初めて出会った宮崎をデートに誘うなど、おちゃめな一面を見せつつ、岸の勤める病院の人事権にも影響を与えるほどの大物だ。こちらも、長瀬とは初共演で、その印象を「総合して"タフガイ"だと思う」と語る。

こうした共演陣に、長瀬は「面白いケミストリーが起こるんじゃないかなと思っています」と期待。このほど、撮影現場で、キャスト・スタッフからサプライズで37歳を祝われた際には、「難しいセリフもたくさんありますが、皆さんと楽しんでやっていけたらと思います!」と、喜びとともに抱負を語った。

武井咲

野村周平

北大路欣也