オウチーノ総研はこのほど、ライオンと共同で行った「『オーラルケア』に関するアンケート調査」の結果を発表した。
はじめに、「あなたは平日、1日何回歯磨きをしていますか? 」と質問したところ、「毎日は磨かない」という人が1.5%、「1日1回」が19.4%、「1日2回」が44.7%、「1日3回」が28.4%、「1日4回以上」が4.7%、「まったく磨かない」が1.3%という結果であった。
次にその結果を、部屋の掃除や整理整頓が「得意」「まぁまぁ得意」「あまり得意でない」「得意でない」と回答した人ごとに検証。掃除・整理整頓が「得意」の回答者の中で、「1日3回以上」歯磨きをする人は40.2%、「まぁまぁ得意」の場合40.1%、「あまり得意でない」の場合28.7%、「得意でない」の場合29.5%であった。このことから同社は、「掃除・整理整頓が得意な人の方が、歯磨きの回数が多い傾向にあることが分かった」と結論付けている。
「あなたはご自分の歯磨きの仕方で、きちんと汚れが落とせていると思いますか?」という質問では、「思う」と回答した人は10.6%、「どちらかといえば思う」が43.8%、「どちらかといえば思わない」が38.0%、「思わない」が7.6%となった。
そこで、実際にどれくらいの人が効果的な磨き方をしているのかを確認するため、正しい歯磨きのポイント4つの中から、歯磨きをするときに行っていることを複数回答で質問。最も多くの人が選択したのが「歯ブラシの毛先を歯面にきちんとあてる」で67.8%、次に「歯ブラシを小刻みに動かしながら磨く」が50.3%、「歯ブラシの毛先が広がらない程度の軽い力で磨く」が40.4%、「歯磨き剤は、チューブから1~2cm程度出して使う」が31.4%、「あてはまるものはない」が4.3%ととなり、正しい歯磨きのポイントを全て行っている人は、わずか9.6%であった。
最後に、歯ブラシの交換時期について質問。まず、「歯ブラシを交換する目安が1カ月であることを知っていますか? 」と聞いたところ、67.1%が「知らなかった」と回答。実際に1本の歯ブラシをどれくらいの期間使用しているか聞いたところ、「2週間程度」と回答した人が4.4%、「1カ月程度」が35.2%、「2カ月程度」が26.0%、「3カ月程度」が17.1%、「4カ月から半年程度」が9.7%、「7カ月から1年程度」が3.7%という結果となった。
同社は、今回の調査によって意外と多くの人が長年行ってきているはずの歯磨きについて正しい知識を持っていないことが分かったとし、「自分の歯と長く付き合っていくためにも、また子どもの歯を守るためにも、今一度歯磨きについて正しく知ることをおすすめする」とコメントしている。
同調査は10月9日~13日の期間に、20~59歳で就労中の男女890名を対象にインターネットによるアンケート調査によって実施された。