エウレカはこのほど、「男性の気遣い」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は5月7日~11日、運営する「pairs」に登録している女性会員を対象にインターネットで行われ、1,523名の有効回答を得た。

女性6割が「男性の気遣いに困った経験」アリ

「男性の気遣いで困った経験はありますか?」

「男性の気遣いで困った経験はありますか?」と質問したところ、「はい(59.7%)」「いいえ(40.3%)」という結果に。半数以上の女性が、男性が良かれと思った行動に困った経験があることがわかった。

困ってしまう"男性の気遣い" 4パターン

どのような気遣いに困った経験があるのか具体的に聞いたところ、以下のとおり大きく4つの傾向に別れる結果となった。

■過剰なレディファースト

・「公園で一休みする時に、ベンチにハンカチを敷いてくれたこと。ちょっぴり引きました」(35~39歳・看護師・大分)
・「必要以上の気遣いには困っちゃいます。例えば階段を降りる時に『足元、気をつけてね』といちいち言われるなど。階段くらい普通に降りられます」(25~29歳・接客業・北海道)、
・「座る時にイスを引かれたり、マフラーをかけられたり。"いかにもレディファースト"な行動をされるとちょっと恥ずかしくて戸惑いますね」(30~34歳・調理師/栄養士・埼玉)

本来は嬉しいはずのレディファーストも、節度を超えた対応は困惑してしまうという意見が多く、男性が思う「女性が喜ぶこと」と女性が求めているもののズレがあることがうかがえた。

■度を超えた気遣い

・「割り勘を申し出ているのに、デート代はもちろん、電車代まで出すと言ってくれること。うれしいけれど、申し訳ない気持ちのほうが大きくなってしまう」(18~24歳・会社員・神奈川)
・「自分で持ちたいのに、バッグや荷物を無理やり持ってくれること。逆に気にしてしまう」(25~29歳・教育関連・東京)
・「料理の取り分け。少しでよかったのに、たっぷり取り分けられて困ったし、私以上に女子力高いとかえって気を遣っちゃう」(20~24歳・会社員・青森)

男性としては好意や気遣いゆえの行動も、女性の負担になってしまったり、好意を感じるからこそ断りづらいという意見も見受けられた。

■恋人のような振る舞い

・「私が行きたがっていた場所を覚えていて、誕生日にチケットをとってくれた男性。でも、その人のことを好きなわけではなかったので、正直困りました」(30~34歳・IT関連・秋田)
・「知り合って間もないのに、車で送迎をしてくれようとすること。気遣いからだとは思いますが、まだ家の場所を知られたくなかったので困りました」(40~44歳・保育士・岩手)
・「まだ付き合う前なのに、高価なプレゼントを贈られたこと。受け取れるわけないのに…」(20~24歳・事務員・千葉)

お互い様子見の段階にも関わらず、親切心とはいえ一歩踏み込んだ態度に身構えてしまう女性も少なくないよう。中でも、「付き合う前のプレゼントが困る」という声が目立った。

■女性に任せっきりな姿勢

・「デート場所などを決めるのは全て私。考慮してくれるのはうれしいけれど、最終的な選択は男性にしてほしい。それによって決断力がある人なのかどうかもわかるので」(18~24歳・会社員・山梨)
・「何でも『合わせるよ』と言う男性。私の都合を考えてくれてのことだろうけれど、丸投げされているみたいでちょっとストレス」(18~24歳・事務員・岐阜)
・「例えば私が『遊園地行きたいな』と言っても、『そうだね』と同調するだけで主導権を握ろうとしない。気遣いなのか、私から誘うのを待っているのか、はっきりしない!」(18~24歳・接客業・福岡)

女性の都合や希望を優先するあまり、自分の意見を主張しない男性の態度に、ある意味無責任だと感じている女性が意外と多いという結果となった。