任天堂はこのほど、2015年4月~2015年9月の第2四半期決算を発表した。同期の営業利益は89億円で、中間期としては5期ぶりの黒字となった。

来季は人気シリーズの新作ソフトを発売

2015年第2四半期の売上高は2,041億円で、前年同期比19.1%増。売り上げ総利益は936億円(同15.5%増)、営業利益は89億円、経常利益は164億円、第2四半期末の配当金は1株あたり30円となった。

当第2四半期累計期間の連結損益計算書について(任天堂HPより)

販売状況をみると、主力製品である『ニンテンドー3DS』は、『大乱闘スマッシュブラザーズ for ニンテンドー3DS』『妖怪ウォッチ2 元祖/本家』といった人気ソフトが販売された前年に比べるとやや減少した。

3DSソフトの販売状況では、『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』などのタイトルが国内で発売されミリオンヒットを記録。一方、海外では有力な新作タイトルが少なく、ソフト全体の販売本数は減少した。

『Wii U』では、『Splatoon(スプラトゥーン)』『スーパーマリオメーカー』を全世界で発売し、ミリオンセラーに。また、前期に発売した『マリオカート8』などの定番タイトルが堅調に売れ、ソフト全体の販売本数は増加した。

なお、第3月期では、『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』『ポケモン超不思議のダンジョン』などの人気シリーズ新作ソフトを発売予定。年末商戦に向けてさらなる販売拡大を目指す。