ソフトバンクは8日、病院の診察料を携帯電話料金とまとめて支払える「スマート病院会計」を、ソフトバンクのスマートフォンを利用する顧客向けに、2015年12月以降に提供開始すると発表した。

現在、病院で受診する際の顧客の不満として、会計時の待ち時間の長さなどが挙げられている。「スマート病院会計」は診察料を後から携帯電話料金とまとめて支払えるため、受診後の会計をせずにそのまま帰れるほか、外出先での急病時などでも診察料を気にせずキャッシュレスで受診できる。また、通院先や診察料などの受診履歴をスマートフォンで一括管理することができる。

利用イメージ(※ソフトバンク携帯電話の契約者本人だけではなく家族などを利用登録して、「スマート病院会計」を利用することも可能)(※受付の際、通常の診察と同様に診察券、健康保険証の提示が別途必要となる)

対象機種は、iPhone、iPad、ソフトバンク スマートフォン、タブレット。

なお、「スマート病院会計」開始時は、順天堂大学医学部附属順天堂医院、東京医科歯科大学附属病院をはじめ、全国の病院、クリニックなど130以上の医療機関が同サービスへの対応を予定しており、2016年12月には1,000以上の医療機関に拡大する予定となっている。

サービス対応予定の主な病院

(※「スマート病院会計」は、医療費を銀行口座引き落としで後払いできる「医療費あと払いサービス」(提供:エムイーエックステクノロジーズ)の仕組みを利用したサービス。処方箋がある場合でも、基本的にサービス利用者は優先して処方箋をもらうことができる)