JR西日本広島支社は11日、新型車両227系「Red Wing」の投入拡大について発表した。さらなる快適性向上のため、10月3日・12月12日の2度にわたり227系の追加投入を実施。新たに可部線でも227系による営業運転が開始される。

広島地区の山陽本線を走る新型車両227系「Red Wing」

227系は今年3月のダイヤ改正でデビューし、「Red Wing(レッドウイング)」の愛称を持つ新型車両。2018年度までに計276両(3両編成64本・2両編成42本)を投入する予定で、現在はおもに広島地区の山陽本線(糸崎~由宇間)・呉線で活躍している。広島支社の発表によれば、7月4日以降の227系の列車本数は山陽本線糸崎~広島間28本・広島~岩国間47本、呉線三原~安浦間13本・広~海田市間60本だという。

10月3日の227系追加投入にともない、新たに可部線広島~可部間の列車10本が227系による運転に。その他のおもな区間における227系の列車本数は、山陽本線糸崎~広島間54本・広島~岩国間74本、呉線三原~安浦間16本・広~海田市間74本となる。

山陽本線・呉線では、12月12日にも227系が追加投入される。これにより、呉線広~海田市間78本(運転割合58%)、山陽本線糸崎~広島間64本(運転割合42%)・広島~岩国間86本(運転割合49%)が227系での運転となり、広島市近郊の山陽本線・呉線を走る列車の約半数が新型車両で占められることに。可部線広島~可部間については、12月12日以降も227系の列車本数は10本(運転割合7%)とされている。

なお、JR西日本広島支社は今回の発表で、「現在227系車両で運行している一部の列車に、227系以外の車両を使用する列車があります」「利用状況に合わせて、一部列車の編成両数を変更します」としている。