Q.最近されて困った「ハラスメント」(嫌がらせ、いじめ)を教えてください。その内容はどんなものでしたか? どう思いましたか?

近所のおばさんには「まだ結婚しないの?」と言われ、会社では先輩に「早く子供産みな」と言われ……みんな悪意あるだろ!! 今回はマイナビニュース会員のうち独身男女300名に、最近されて困った「ハラスメント」について教えてもらった。

Q.最近されて困った「ハラスメント」(嫌がらせ、いじめ)を教えてください。その内容はどんなものでしたか? どう思いましたか?

■独身者へのセクハラ
・「そろそろ結婚しなきゃね~と部長に言われた……結婚したくないわけではないので、いちいち言われたくないと思った」(32歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「セクハラ: 結婚しないのかという発言」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「未婚であることをバカにされる」(28歳男性/警備・メンテナンス/技術職)
・「彼氏のことについて、根掘り葉掘り聞かれた」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)
・「上司に夜の生活について聞かれた」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

■直接的なタッチも……
・「おばさんのセクハラ: 開いた胸元を見せられる、彼女いるからと思った」(25歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
・「セクハラ: 会社のおっさんに、胸をガン見されながら『いいなぁ』とエロい目で言われたこと」(25歳女性/不動産/事務系専門職)
・「足きれいでさわりたいと言われ、吐き気がした」(23歳女性/金融・証券/営業職)
・「セクハラです: 上司がお尻を触ってきます、絶対訴えてやろうと思います」(24歳女性/食品・飲料/技術職)
・「社長のセクハラ: お酒が入るとすぐ腰を触ってくる、気持ち悪くて嫌だが我慢する」(27歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「体にさわる: 男性不信になった」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■セクハラ、まだまだある
・「セクハラ: 女だから~しろというようなもの」(26歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)
・「ブスと言われ続けている」(41歳女性/警備・メンテナンス/販売職・サービス系)
・「メールで誘いがしつこい」(42歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「上司から下の名前で呼ばれてセクハラっぽいなあと思った……嫌ではないが、あまりエスカレートすると面倒くさい」(22歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)

■仕事の押し付け
・「残ハラ: 上司に『俺一人残して先に帰れる人間は普通の神経ではない』と言って残業を強要された」(26歳男性/その他/その他)
・「帰ろうとした瞬間に仕事を押しつけられた」(29歳男性/その他/事務系専門職)
・「上司に自分だけ多くの仕事を回された」(27歳男性/情報・IT/技術職)
・「上司に目の敵にされて雑用をどんどん押し付けられた」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「たくさん仕事を押し付けておいて、遅い早くしろと迫られた」(26歳男性/農林・水産/技術職)

■さまざまなパワハラ
・「パワハラ: 上司による言葉の暴力、辞めたくなった」(28歳女性/その他/その他)
・「やる気あるの? ってやつ、基本詰めてくる、精神的に」(28歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「パワハラ: 有休を取ろうとすると小言を言われる」(32歳男性/電機/技術職)
・「同じ職場の管理職から仕事の責任をとれと激しく激怒された」(33歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「職場の上司に暴力を振るわれた」(31歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「人事評価を下げられる」(33歳男性/金融・証券/事務系専門職)

■いじめ・無視
・「業務に必要な情報を与えられない、報告や意見を破棄される」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「子供みたいな無視」(28歳男性/金融・証券/営業職)
・「パワハラ: 上司にまだ教えてもらっていないことを聞いても無愛想に答えて気持ち良く教えてくれない」(21歳女性/自動車関連/事務系専門職)
・「挨拶をしても無視」(32歳女性/その他/クリエイティブ職)
・「パワハラ: お局が、どんなことでも揚げ足とりをしていじめてくる」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)

■楽しい場のはずが
・「アルコールによるアルハラです、飲めない体質をからかわないでほしい」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「アルハラ: 飲め飲めと言われ日本酒を飲まされた」(28歳男性/医療・福祉/専門職)
・「アルハラ: とにかく飲めといわれて最悪だった」(28歳男性/金融・証券/専門職)
・「お酒を飲まされすぎた、なんとかなったものの、気持ち悪くなって大変だった」(25歳男性/建設・土木/技術職)
・「カラオケを無理やり歌わされること、歌が苦手なのでかなり苦痛」(24歳女性/食品・飲料/専門職)

■総評
最近されて困った「ハラスメント」、回答で最も目立っていたのはやはりセクハラだった。「結婚しないの?」という質問が嫌だったという回答が多く、男女関係なく独身の人たちは非常に苦痛を感じているようだ。「未婚だからとバカにされた」という声や、また恋人のことについて踏み込んだ質問をされた人もいた。

女性からは「上司にお尻を触られた」「社長に腰を触られた」「胸をジロジロ見られた」「足を触りたいと言われた」など、直接的な被害例も多数報告された。「気持ち悪いけど我慢している」「吐き気がした」「男性不信になった」という女性もいた。他にも、「下の名前で呼ばれる」など、女性にとっては不快に感じる言葉もある。男性も気をつけたいところだ。

男性で多かったのは「パワハラ」だった。仕事を押し付けられる嫌がらせのパターンが多いようで、「帰り際に仕事を押し付けられた」「雑務ばかりやらされる」「残業を強要される」「大量の仕事を早くしろと言われる」など、悲惨な状況が並んだ。上司からの小言や説教、嫌味、無視などのモラハラ、もっとひどい内容では「罵倒された」「暴力を振るわれた」「人事評価を下げられる」など最悪の被害も報告された。

「アルコールハラスメント(アルハラ)」の例も目立っていた。「飲めないのに飲まされた」「バカにされた」など、飲めない体質の人にとっては非常につらいだろう。カラオケを強要されている人もいた。あまりにも固辞しすぎるのも空気を読めないと言われるだろうし、あの空間自体が苦痛な人もいるかもしれない。

さまざまなハラスメント、される側はもちろん、する側も気持ちいいものではないだろう。相手のことを思いやる、優しい人間関係を築きたいものだ。

調査時期: 2015年7月13日~2015年7月18日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性150名 女性150名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません