マイナビは7日、2016卒理系学生の就職活動に関する教員調査の結果を発表した。期間は、7月10日~26日。対象は、2016年卒の理系大学生・大学院生を指導している教員224名。

理系学生の就職活動と学業を両立、8割以上の教員が「悪い影響があった」

2016 年卒の就職活動時期変更による影響について質問した。「理系学生が就職活動と学業を両立する上での影響」においては、83.4%が「悪い影響があった」と回答した。次いで、「特に影響は無かった」(13.1%)、「良い影響があった」(3.5%)となった。

「理系学生の就職活動期間への影響」については、「長期化する」(79.9%)が最多となった。「特に変化はないと思う」(10.5%)、「短期化する」(9.6%)と続いた。

例年に比べての具体的な影響について質問した。結果、影響が「多いと感じる」項目の1位は、「就職活動の負担増による卒業研究や修士論文への悪影響」(79.8%)だった。

「例年に比べて以下のようなことは多いと感じましたか。少ないと感じましたか」

次いで、「就職活動を行うための授業や研究活動の欠席」(65.1%)、「学会参加日程と就職活動日程のバッティング」(41.6%)となった。

また、企業からの「学校推薦とは別に発行する教授推薦」の要請については、「大幅に増えた」(7.3%)、「やや増えた」(21.9%)を合わせた、29.2%が「増えた」と答えた。

「企業からの教授推薦の要請 (※「教授推薦は行っていない」を除いて集計)」

一方、「大幅に減った」(1.1%)、「やや減った」(6.7%)の計7.8%が「減った」と回答した。