日立アプライアンスは8月4日、5.5合炊きのIHジャー炊飯器「ふっくら御膳」の新モデルとして「RZ-WW3000M」を発表した。発売は9月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は税別110,000円前後だ。

ふっくら御膳 RZ-WW3000M

RZ-WW3000Mは、2014年6月に発表された「RZ-VW3000M」の後継モデル。1.2気圧で沸点を105℃に上げた状態で高温スチームを発生させる「圧力スチーム」と、内釜周囲を真空断熱材や空気断熱層で囲む「全周断熱構造」によって、蒸らし時に高温を維持する「圧力スチーム炊き」を実現した。これによって、もちもちな食感でほんのり甘いご飯を炊きあげられる。

約720gの打込鉄釜。熱伝導率の高いアルミ合金を採用した

内釜には、熱伝導率の高いアルミ合金製の「打込鉄釜」を採用。全周断熱構造によって熱を逃しにくい構造を実現しているため、内釜では伝熱性にこだわったとする。2.5mmのアルミ合金で成型し、釜底にはIH発熱効率の高い鉄を溶射した。底部で発生した熱を内釜上部にすばやく伝え、炊きムラを防ぐとする。また、アルミ合金を採用したことで、内釜の重量は従来モデルより40%軽量化した約720gを実現した。

米の浸し温度や浸し時間、蒸らしの時間を調整することで、3段階のもちもち感で炊き分けが可能だ。さらに、内釜には炊きあがりのご飯のかたさを3段階で選べる「おこのみ水位線」を設けた。もちもち感3段階とかたさ3段階を組み合わせることで、全部で9通りの炊き分けが行える。

新たに「蒸気口一体型ふた」を採用。従来モデルでは、本体ふたの外側上部に配置していた蒸気口と内ふたを別々に取り外して洗う必要があったが、「蒸気口一体型内ふた」では蒸気口と内ふたが一体化しているため、一度に取り外せるようになった。それにともない、炊飯後に手入れが必要なパーツは4点から3点に減り(内釜除く)、手入れにかかる時間は約3割短縮できたという。

手入れする必要があるパーツたちを一度に取り外せる。手入れ点数も減った

サイズはW268×D352×H237mm、重量は6.6kg。炊飯容量は0.09L~1L(0.5合~5.5合)。定格消費電力は1,400W。カラーはブラウンゴールド、メタリックレッド。