エレコムは28日、無線LANルータの新製品として、IEEE802.11ac対応モデル「WRC-1900GHBK-A」と「WRC-1467GHBK-A」、およびIEEE802.11b/g/n対応モデル「WRC-600GHBK-A」を発表した。8月中旬から発売する。税込価格は「WRC-1900GHBK-A」が19,159円、「WRC-1467GHBK-A」が12,744円、「WRC-600GHBK-A」が11,540円。

WRC-1900GHBK-A

WRC-1900GHBK-A

「WRC-1900GHBK-A」は、通信速度が最大1,300Mbps(理論値)の無線LANルータ。5GHz帯のIEEE802.11ac/a/nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nを利用したデュアルバンド接続に対応する。5GHz帯と2.4GHz帯の両方とも送受信×4本ずつのアンテナを装備し、複数の機器が接続しても速度低下が起こりにくいとしている。

端末の位置を狙って電波を届ける「ビームフォーミング」機能をサポートしており、同じくビームフォーミングに対応した端末なら接続性や実効速度を高めることが可能。有線LANインタフェースは、Gigabit Ethernet対応LANポート×4基とWANポート×1基を備える。

動作モードとして、ルータモードとアクセスポイントモードのほか、無線LANの伝送距離を延長する中継器モードと、有線LAN機器を無線化できる子機モード(イーサネットコンバータ)を備える。暗号化はWPA2-PSK(AES)、WPA-PSK(TKIP)、WEP(64bit/128bit)で、ステルスSSIDやMACアドレスフィルタリングといったセキュリティ機能も一通り持つ。

設定アプリ「SkyLink Manager」を使うことで、スマートフォンやタブレットからの設定も手軽に行える。無線LANの接続機能はWPSに対応。また、Android端末をウイルスから守るアプリ「イカロスモバイルセキュリティ for Android」の1年間ライセンスを同梱している。本体サイズはW26×D130×H182.5mm、重量は約219g。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / RT、Mac OS X 10.5~10.10。

WRC-1467GHBK-A

「WRC-1467GHBK-A」は、通信速度が最大867Mbps(理論値)のモデル。5GHzのアンテナ数が送受信2本になっている以外は、主な仕様は上記「WRC-1900GHBK-A」とほぼ共通。

WRC-600GHBK-A

「WRC-600GHBK-A」は、2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに対応するモデル。通信速度は最大600Mbps(理論値)で、そのほかの仕様は上記「WRC-1900GHBK-A」とほぼ共通。